「遊び」と「学び」の交差点

2012/09/21(金)11:26

「ツカモト君」体験記-お掃除ロボットありや!なしや?

家電(4)

先日来、検討していた「お掃除ロボット」。 結局、現状では高価なものをあえて購入するほど「ロボット」としての価値はない、と判断して「安価だがまあまあの実用性」である「ツカモトエイム」の自動掃除機を買いました。 その名も 充実した機能で更にパワーアップ!ツカモトエイム お掃除ロボロボットクリーナーDX(デラックス) という、何とも宣伝負けしてそうな、やや怪しい「お掃除ロボットロボクリーナー」です。 お値段12,800円也。 この値段の買い物であれば、期待はずれも止むなしと、思い切って注文しました(実は他からの圧力もあったのですが…)。 さて、届いてすぐに開梱。第一印象は「何だか安っぽい作り」でした。 リモコンも質素で、「ともかく機能重視!デザインは二の次」という感じです。梱包も簡略でした(まあ、ここは省エネが一番)。 ともあれ、さっそく充電。翌日、いよいよ体験です。 前側にブラシ2個のほかに、フローリング用のモップがけドライシート(クイックルワイパーでも応用可)が付いているので、装着してお掃除開始。 ところが、このドライシートは少しの段差でよくからみます。薄い敷物を挟み込んでしまうためです。 息絶えずに、長く広く働いてもらう(ゴミ吸入のみ)ためには、ドライシートを外して掃除した方がいいです。 Hi-モップ-Low3段階のモードがあり、時間は60分と30分が選べます。また、スケジュール機能も付いていますが、日常的に使用する人はあまりいないでしょう。これは、毎日(または土日)同じ時間に動き出すタイマー設定ができる機能です。 Hiで30分というのが実用的と思い、そのあたりで使ってみました。 隅々にはしつこいほど(ぶつかりながら)ブラシでゴミをかき入れて吸い込みます。また、ある程度の段差は乗り越えたり、無理だと判断してバックします。ただし、めくれやすい敷物はモップ部分が敷物を挟み込んでしまい、機械が止まってしまいます。敷物のめくれや、電気製品のコード(絡みやすい状態でないか)をチェックして掃除を始めれば、それなりによく働きます。 こういった、薄いゴザの敷物は巻き込んで止まってしまいます。巻き込まないように工夫が必要です。 普段掃除しない、ベッドの下へも潜り込んで埃をいっぱい詰め込んで帰ってきます。「よくやった」とほめてやり、「もう一回行ってこい」と再度行かせましたが、今度はベッド下の隅で息絶えていました。何か大きなものを踏んだか抱え込んで進めなくなっていたようです。 このベッド下へ入り込み、一度は帰還、二回目は隅で息絶えました。 ベッドの下を一回掃除すると、上のゴミケースがほぼいっぱいになりました。よく働いてくれます。 また、階段や段差(落ち込み)の付近では、「おい!そっちは階段だぞ。落ちるぞ、やめろー」と呼びかけても無視。あわや自爆か、と思うと結構ぎりぎりで向きを変えちゃんと戻ってきます。階段や段差はしっかり認識して働く、すぐれものでした。 何より、人がテレビを見ているときでも2階の2部屋を行ったり来たり、それなりに隅々まで埃を取ってくれているのが、「自動掃除機」らしくて感心しました。事前にある程度部屋を片付けておけば、途中で息絶えることはほとんどありません。 その働きぶりは献身的で、たまにクルクル回ってじっくり掃除しているかと思うと、次はガンガンぶつかりながら隅を重点的に攻めています。 どんなプログラムが入っているのか分かりませんが、見ていると「ああ、今度はそのパターンか」「次はこう来るかな」など、楽しめます(もちろん、最初のうちだけでしょうが)。 リモコンが付いているので、いろいろなパターンを命じて、「これはどうだ」と、自分の好みに合わせて楽しむことも出来ます。 さて、ホームへ戻る機能は今ひとつでした。探し当てるまでに時間がかかり、見つかってもバックして充電体制に入るまでにガンガンガンと何度も頭をぶつけて痛そうです。もう少しスムーズに帰還できないものかともどかしくなりますが、プログラム上仕方がないのでしょう。ただし、リモコンで道筋を操作してやると、最後はバックできっちりと収まり、これはこれでリモコンカーを操っているようで楽しめます。 以上、二、三日の使用実績なので、バッテリーの消耗や故障の有無など、細かな点は不明ですが、現在の結論としては「値段以上によく働くし、人間も楽しめる」となりました。 「ロボット」と呼ぶには、せいぜい半人前(半ロボット前)!でもこの程度がよろしいと思いました。 「完璧にきれいにしろ」とか、「ロボットだからかなり賢いはずだ」などと過剰な期待をせずに、「とりあえず安いもので試してみよう」と考えている方には、お買い得で納得のコストパフォーマンスを実現していると言えるでしょう。 PS 昨日、私が楽しみながら「ツカモト君」と遊んでいたら、近くにいた妻がおもむろに掃除機をかけ始めました。どうも、「ツカモト君」の「のんびりムード」について行けず、「自分が掃除機をかけた方がよっぽど早い」と行動に出たようです(忍耐力なさ過ぎ!)。 人生をゆったり楽しみたい方には、おすすめ。「のんびりゆったりムード」にイラつく方には、もっと高性能なものにするか、本当に「ロボット」らしい高機能を備えたものが発売されるまで、もうしばらく待っていた方がいいかもしれません。 (注)これは、あくまでも個人の感想であり、多分に主観的価値観に拠っています。これから「実は使えない」と、考えが変わるかもしれません。その時は、また報告します。

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