青物五目で良型アジとハナダイGet! ―相模湾釣行記その1(2013.9)
沖釣りの話題です。今月下旬に江の島(腰越)から乗合で釣行しました。2キロ弱のマダイ、ハナダイ、ワカシ(ブリの幼魚)、アジ、カマス、イサキ、サバなど、ざっと7~8目と多彩な釣果となりました。(写真の加工が見苦しくてすみません)9月に入ったとはいえ、まだまだキハダマグロフィーバーが続く相模湾ですが、私の釣りたいのは「美味しいアジ」です。平日だとアジ船が予約などで出ているのですが、休日となると、どうしても青物(キハダ・カツオ・イナダなど)へ船を優先して出す船宿が多く、どこへ行こうか迷っていました。迷ったら、間違いのない「腰越 秋田屋」さん、と決めています。何といっても、釣りは実益だけでなく、まずは「いかに気持ちのいい釣りが出来るか」です。秋田屋さんは、ご主人がとても気持ちの良い方で、女将さんも美人で、とても感じのいい釣宿です。相模湾では、私の好きな釣宿ベスト3に入ります。ただし、今はご主人が休養中とのことで、息子さんが受付などを取り仕切っています。「釣割」(釣りのサイト)で前日割を利用すると、「青物五目」が2000円引きで、「7000円」で乗れます。割引額はエサや仕掛け代に使えて、何ともありがたいサービスです。さて、腰越港へ5時に到着。すぐに受付をして、友人と一緒にミヨシの2席を確保しました。ここからが、今日一日の釣りに思いを馳せる楽しい時間です。どう攻めようか、目標はどの辺りにしようかなど、釣り談義に花を咲かせていると、あっという間に出航の六時半です。お客さんは右舷左舷とも5~6人で、休日の釣りとしては十分な「大名づり」です。秋田屋さんは2隻でお客さんを乗せるので、仕立てがあっても結構ゆっくり乗レ流ことが多く、これも魅力の一つです。さあ、出航!天気も良く、波も穏やかで絶好の釣り日和でした(ただし、暖かくて富士山は霞んでいました)。まずは、江の島沖でようすを見ます。ここでは、カワハギや小さめのアジやサバがぽつぽつ釣れました。しばらくすると、船頭さんは、もう少し大きめの青物とマダイにかけて船を走らせました。三浦半島の西沖を走ること15分、逗子沖から葉山沖へと狙っていきます。この辺りには「カメギ根」というおおきな根があったと思います。ここでは、大きなマダイから、ワカシ、大きなアジ、ハナダイ、イサキ、カマスの他、サバが多数釣れました。とにかく、サバの猛攻を我慢しつつ、時にワカシやタイが混ざるというようすでした。私は、前半で大きなアジを数匹、後半ではハナダイやアジ、イサキなどを釣りました。その後、午後になって再び江の島沖に戻りましたが、ここはあまり反応が良くないまま、午後1時にタイムアップ、沖上がりとなりました。さて、私の釣果は…アジ11匹(30センチオーバーの大アジ4匹含む)、ハナダイ3匹(0.6~0.7キロ)、イサキ(小)2匹、カマス2匹など。サバは大きいのを4匹持ち帰りました。(こんなサイズのハナダイでした)今回は、塩焼きサイズのハナダイが釣れたので、晩のおかずに、と思ったのですが、アジの刺身でおかずは十分(アジが大ぶりのため)だったので、大きなアジ以外はすべて干物にしました。ハナダイの干物、カマスの干物は美味でした。その他、小さめのアジは干物一人分で丁度いいサイズ。サバはみりん干しにしました。ともかく、余った魚は「開いて干す」が基本です。なんでも、お日様を浴びると美味しくなるものです。干物の写真を撮り忘れました。今度は載せられるよう撮っておきます(おいしそうにできました)。さて、今回感じたのは、早くも「秋ダイ」の気配濃厚ということです。タイとイナダの二本立てでやっている釣宿は多いですが、今、まさにマダイ、ハナダイが狙い目という感じです。涼しくなって陽気がよくなった今日この頃、秋ダイを始め、アジも太ってきてますます美味しくなる季節です。今からが秋の美味しい魚をゲットする最適なシーズンです。かくいう私も、次回の釣行を狙いながら仕事をしている毎日です。沖釣りの魅力は「何がかかるか分からない」ことと、「実益(食べておいしい)」です。「どんな魚が自分の針に近づいているのか」「コマセ(撒き餌)の出方はどうなっているか」「今食わせが入ったはず」など、海の中を想像するだけで楽しいです。実は、その仮想の世界に没頭して現実を忘れられる点が一番の魅力かもしれません。現実逃避(?)には最適といっていい趣味ではないかと思っています。