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2006.01.21
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カテゴリ:音楽
1995.jpg阪神大震災から11年。
毎年この時期にはどうしても聴かなきゃいけない曲がある。
山口洋(HEATWAVE)と中川敬(SOUL FLOWER UNION)共作の
「満月の夕」だ。

この曲は今までで一番
「日本語が自分の母国語で良かった!!」と思った曲でもある。
メロディもさることながら、歌詞を聴いているだけでじわじわ~っと、でもやけにしっかり勇気や希望が湧いてくる。


中川さんヴァージョンと山口さんヴァージョンはかなり違うのだが圧倒的に山口洋ヴァージョンが好きだ。淡々とした中に静かなパワーを秘める中川Ver.に対し感情モロ出しの山口ver.には、今歌っとかなきゃダメなんだ。というような危機感がある。

発売当時はあんまり売れなかったようなのだが、被災者の人には確実に伝わり、今でも多くの人に歌われている超名曲なのである。発売当時売れなかった話…中川さんインタビュー

そんな名曲もあっさり抹殺してしまうSONYの話が山口さんのブログに載っていた。

要約すると

山口さんが、自分達のソニー時代の音源(現在廃盤)を「Mora」で配信するか、iTMSで配信するかして欲しいとソニーに要請(契約の見直しも含む)

iTMSはムリ。Moraでなら検討するとの返事

その後放置

山口さん再度問い合わせ

「送信可能化権を含む一切の権利を当社が保有すると理解している」「ソニーの見解に賛同するならば、配信等を行うこともやぶさかではない」との返事

当時そんな契約をした覚えはない。話し合いがこれ以上上手く行く余地がないなら法廷闘争と提案

その後何の連絡もなく、今までMoraで配信されていたHEATWAVEのアルバム2枚の音源が削除される(「満月の夕」が入ったアルバム「1995」も含まれた)      詳細→ROCK'N ROLL DIARY


1995年ぐらいの時のCDリリースの契約なんて、あくまでもパッケージの契約に決まってる。10年前に音楽配信の条件を契約に入れてたレコード会社なんてなかったんだから。

配信するに当たってはアーティスト(か事務所)の許可を取る。っていう当たり前のことすらできてない上に、"自分の曲 について、ちゃんと契約しなおして是非たくさんの人に聴いてほしい。"というアーティストの要望に真摯に対応せず、めんどくさくなったら、じゃ消せばいいんでしょ!という短絡的な発想。

音楽を愛してるとか愛してないとかを語る以前に、社会人として自分がすべき最低限の仕事すら放棄したSONY。ライブラリの管理すらできない。これじゃ、インディーズや自前のレーベルでやりたい。と思うアーティストが増えてくるのも当然だ。

今後も大量消費用音源の制作と、後手ゴテの音楽配信やネット戦略だけで本当に生き残っていけると本気で思っているのだろうか?

現在「Mora」で「満月の夕」を買おうとすると、酒井俊とガガガSPしかでてこない。オリジナルのSOUL FLOWERとHEATWAVEは買えない。

再販制度がなくなると"売れないけどいい曲"が生き残れなくなる」っていうのがレコード会社の言い分だが、一方で、自らの勝手な判断と解釈でそういうものを排除していっている事実はどう説明するのだろう。

HEATWAVEの「満月の夕」が聴きたい場合
→iTMS「ノーウェアマン-EP」~「満月の夕」で検索すると買えます
→CD「LONG LONG WAY-1990-2001-」ポリドール盤のベスト
オススメCD
震災チャリティCD「風ガハランダ唄」(賛助金¥3,000の寄付でCD)





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最終更新日  2006.01.22 01:48:00
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