極刑空間

2008/08/07(木)02:36

猫が歌えば雨が止む。

PC『リトルバスターズ!EX』(28)

『リトルバスターズ!EX』感想 第二十回 笹瀬川佐々美シナリオが完了した。 このゲームをやって学んだこと。 猫は死ぬ寸前まで、飼い主と遊びたがる。 だから、最期はつきっきりで遊んでやるのがいい、らしい。 真偽は知らない。 仮にこれが本当だとして、 犬も、そうなんだろうか…。 それほどの想いが、彼らにはあるのだろうか。 だとしたら、俺は今より良い飼い主にならなければならない。 これほどの未練を、彼らに与えないためにもな…。 ※以下、ここに、ネタバレはあるよ どうやら『世界』とは、有り触れた物らしい。 恭介たちが創り上げたほどに強固な仮想世界は無理でも、 ほころびだらけの『世界』なら、瀕死の猫一匹の想いだけで形作ることが出来る。 かつての飼い主である佐々美にもう一度会いたい、という小さな願いを叶えるのに、 これだけの大掛かりな仕掛けが必要だったかと思うとやるせない。 ゲームの中だけではなく、現実でもそうだ。 人生はままならない。 佐々美も、後悔していた。 なんで猫とずっと一緒に居てやれなかったのか、と。 私がバカだから悪かった、自分は良い飼い主ではなかったと自責していた。 だが、違う。 猫の死を看取ってやること、猫と最期の瞬間まで遊んでやること、 佐々美は、例え一瞬であれ、猫に対して最高の愛情を示した。 鈴も言っていた、それが猫にとって一番良いことだ、と。 だから、佐々美は良い飼い主だった。 猫も、幸せな猫だった。 佐々美が自責する必要なんか、全く無い。 俺も、こうありたいものだ。 命を預かる者として、彼らに最大限の愛情を示すために。 うん、良い話だった。 結局、『リトバス』は個別ルートでさえ高い質を維持していたな…。 これで、全ルート終了……、 の筈が、CG達成率83%…。 特に、エロいのが圧倒的に足りない。 回収は長引きそうだが、 もちろん、全く苦痛ではない。 むしろ、このゲームが完全に終わることが怖い。 もう充分なはずなのに、まだ足りない…。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る