2008/10/15(水)14:13
多重恋愛という病。
『君が望む永遠』感想 第二十回
速瀬水月ルート進行中。
途中までは遙ルートと殆ど同じ展開。
終盤に差し掛かる直前の選択肢で、ようやく分岐したようだ。
相も変わらずウジウジ悩む孝之の姿に、最早イラつきを覚えることもない。
そういった感覚は、既に麻痺してしまった。
とにかく、これで最後だ。
長かったこのゲームの最後を飾るのに、水月ほど相応しい娘はいないだろう…。
この娘も孝之と同格の、もう一人の主人公だ。
望まぬ役回りを押し付けられ、逃避して、悩んで、苦しんでいた。
何も悪くないのに、「嫌な女だ」と理不尽な非難を浴びることもあった。
他のシナリオでは存在すら忘れられることも多かった。
遙に比べて、あらゆる点でぞんざいに扱われているように思える
だから、自分のルートでくらい幸せになってもいいだろう…。
ふっ……。
何度も通った道だが、
こればっかりは慣れないな……。
※以下、こんなだから……ネタバレも言えないじゃない!
孝之と水月が付き合っていることを知った後、
誰も居ない病室で、孤独に泣き叫ぶ遙。
「何で……どうして?私の足なのに!どうして動かないの!?」
「こんなだから……何にも言えないじゃない!」
「傍にいて欲しいって……何で言えるのよ!」
「何が3年よっ!何が目覚めて良かったよっっ!!こんなの嬉しくなんかない!」
「何で……何で……なんでこうなっちゃったの!!私が何したっていうのよぉぉ……」
「私の……時間を返してよぉ……うう……う……」
げぶぁ
やっぱり「これ」をやるのか…。
毎度堪えるなぁ…。