極刑空間

2009/01/09(金)21:35

ひかりのあめ。

PC『あやかしびと』(19)

『あやかしびと』感想 五尾目 トーニャルート完了。 なんという……。 ※以下、いや、なに。……ネタバレしてもらった礼……だよ 校舎内の死闘を制したトーニャ達の前に、 死んだはずのトーニャの妹、サーシャが立ちはだかる。 自我を失った実の妹を相手に戦意喪失し、止めを刺される寸前のトーニャを庇ったのは、 彼女の相棒のウラジミールだった。 「手紙…………なんだけど、な。すまない……あれ、は……俺が、書いたんだ」 「お、前が…………待ってた、から。ずっと…………手紙が、くるのを、ずっと…………待ってた、から…………すまな、かったなぁ……つい、書いちまった……」 あばばばばばばb ば、ばかやろぉぉぉぉぉッ!!! 死ぬなよ、死ぬんじゃねぇよ……。 ずっとおちゃらけてやがった癖に、最期は格好良く死にやがって…。 「アニメ見てゲームやってネットやるために生き延びる」って言ってたじゃねぇかよ…。 ウラジミールを殺され、ようやくサーシャを敵だと認めることが出来たトーニャは、 自身の奥義『ひかりのあめ』を放ち、一撃でサーシャを打倒する。 今際の際に自分を取り戻したサーシャと、最期の会話をするトーニャ。 もうやめて…俺のHPはとっくにゼロよ…。 ロシア特殊部隊を退けた生徒会だったが、畳み掛けるようにドミニオンの襲撃を受け、 双七、すず、トーニャの三名はウラジミールの整えた手筈通り海外に亡命することになる。 港にまで追い掛けてきたドミニオンとの戦闘。 双七は自身の格闘術の師である九鬼に見事勝利し、全員で無事に日本を脱出する。 この時、九鬼が仲間である筈のドミニオンの一人、氷鷹一奈を殺害している。 彼の発言の重要部分は伏せられており、動機はよくわからない。 「五年前」がどうとか言っていたが、この辺の謎は他のルートまで持ち越しか…。 二年後、シベリアにて。 未だにすずを狙ってくる人妖研究機関に対し、 反撃を仕掛ける双七、すず、トーニャの三人の姿があった。 トーニャのような犠牲者をこれ以上増やさないために、 なによりいつか神沢市に帰るため、三人の戦いは続いていく……。 以上、トーニャシナリオ終了。 素晴らしい出来だった…。 全体通してメリハリがある。 特に序盤から中盤、中盤から終盤へ移行する際の弛緩と緊張のバランスが絶妙だ。 日常描写を丁寧にすることで、それに対する愛着も、失った時の喪失感も深まる。 王道と言えど、ここまで理想的に描き切ったシナリオはなかなか無いだろ…。 この完成度を見ると、他のルートも期待できそうだな。 次はどうしようか…。 …やっぱりすずか。 刀子さんも気になるが、最後まで出張ってたすずの方を優先したくなるのが人情…。

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