極刑空間

2009/02/24(火)10:08

オタクの品格。

雑談(208)

……。 何処にもいない貴女のために (絶対SIMPLE主義様より) そもそも俺がいくら双葉理保が好きだと 愛を語ったり長文を書いてもそれは壁に向かって喋っているのと同じだし、 D3自体や双葉理保本人の役に立つわけでもない。 全部ただのパフォーマンス、もしくは自己満足に過ぎない。 これは双葉理保限らず全部の二次元キャラに言える。 二次元キャラに俺の嫁だとか好きだなんて言うのは全部不毛だと思う。 あぁ、この人は凄いな。 この解釈に身を置きながら、「双葉理保は俺の嫁」と言ってしまえるのか…。 それは俺には不可能なことです。 俺はこのブログ開設以来、一度たりとも「特定キャラは自分の嫁」発言をしたことがありません。 その発言が、返ってそのキャラと自分との断絶を強調してしまうように思えるのです。 だって、日本社会において誰かを嫁にするには相手の同意が必要じゃないですか。 でも、画面内或いは紙面にしか存在できない彼女たちから同意を得るのは当然不可能です。 声は届かない、触れることも出来ない、存在を認識して貰うことすら出来ない。 そこまで考えると、やっぱりどうしても俺とその娘は他人以下の関係で、 自身が作品内に存在している顔無しモブキャラA以下の存在で、 実際にはその娘と何ら特別な関係では無いのだ、という事実を思い知らされることになるでしょう。 だから俺はどう頑張っても、「あのキャラが好きだ」としか言えない。 一歩退いて、その娘を応援する位置に立つことしか出来ない。 それが同時に、俺が複数キャラに対して堂々と好意を表せる精神的支柱にもなっている。 それも当然で、自分と実質的に「無関係かつ干渉不可能」な相手への対応に、 俺が責任を問われるわけもなく、また責任を取る義務も無いわけですから…。 でも、そんなのは寂し過ぎです。 俺とその娘が実質的に無関係であっても、せめてそこに何らかの意味を見出したい。 こちらの一方通行な想いであっても、俺は常にその娘を心から応援してきたのですし、 こちらの存在にすら無自覚であっても、その娘は俺に多くの感動を与えてくれた。 それだけは動かない事実ですから、そこに一種の「歪な相互関係」は存在していると信じる。 そして、それをより確固たる物にするために努力する。 このブログを始めたのも、そういった「努力」の内の一つのつもりです。 まさしく自己満足のパフォーマンス以外の何物でもありません…。 でも、それでも好きになってしまったら。 その何処にもいない女の子を好きになってしまったら、 何処にもいない自分が大好きな女の子のために、自分は何が出来るのか。 すべて自分の自己満足に過ぎないと分かった上で、彼女のために何が出来るのか。 それを真剣に一生掛けてでも考えるべきだと思う。 しかし引用記事の意見はそこに止まらず、「自分のために何を出来るのか」だけではなく、 「彼女のために何が出来るのか模索するべきだ」と言います。 彼女たちの為に、何が出来るのか…。 何が出来るわけもありません、何をしようが彼女たちには届かないんですから。 それでも、せめて「自分の心の中の彼女たち」だけは裏切らないようにしたい。 そのために、彼女たちから受け取った感情に対して最大限に誠実でありたい。 それが今の俺の考え方です。 ……。 でも、いつかは「この娘は俺の嫁」と堂々と言えるオタクになりたいと思うこともあります…。 それはつまりそのキャラに対して永遠に責任を持つと宣言することに等しいんです、俺の中では。 そして、今の俺にはその覚悟が無い。 いや、覚悟以前にまず一人に決められません。 夏咲、ヤミちゃん、フェイト、くるみ、アクア、鈴、シュレリア様、トリエラ…。 どの娘も俺の人生・人格形成に多大な影響を与えてくれました。 これからも、そういった娘は常に現れ続けるでしょう。 ということは、俺が嫁を取れる時はもう次が無い時、 つまり俺がオタク界から足を洗う時になるのでしょうか…。 …って、それじゃ本末転倒な気がします。 どうしたらいいんだ。   

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る