2009/03/23(月)04:35
女の嫉妬ほど恐ろしいモノは無い。
『遥かに仰ぎ、麗しの』感想 第十五回
淫行教師、今日も行く。
次は消去法で八乙女梓乃か…。
凰華学院分校の生徒の中でも、この娘は所謂「本校系」に属する。
要は家庭に問題を抱えているのではなく、本人に問題がある為に本校を追い出された生徒…。
対人恐怖症のため、幼馴染の殿子以外とはまともに会話をすることが出来ない。
おどおどした態度と「わたくし」という凛々しい一人称が微妙にミスマッチで逆に可愛らしい。
俺は梓乃攻略の為に泣きながら殿子ルートのフラグをぶっ潰したのだが、
それでも殿子は司を強く慕ってくれた。やっぱ良い子や…。
しかし面倒なことに、司にベタつく殿子を見て激しい嫉妬を燃やすのが梓乃という娘だ。
親友に対する独占欲と、唯一の友人を奪われて孤立する恐怖感が綯い交ぜになり、
やがて司への激しい敵対心へと変わっていく…。
思い余った梓乃は、遂に司を学園から叩き出す為の作戦を開始してしまう。
それも最初は他愛の無いイタズラを仕掛ける程度だったが、次第にエスカレートし始める。
具体的に言えば、今はコーヒーと誤認させて泥水を飲ませようとしてる。
かなり悪質だなぁ……ちょっと同情できないぞこれは。
殿子ルートとは正反対に、悪意から入る展開か。
面白くなりそうだが、現時点では殿子がヒロインにしか見えない…。
梓乃の内面描写が詳細過ぎて、少し感情移入し難くなっているというか、
むしろ梓乃が主人公扱いされていると見るべきなのか…。
しかし本校編に入ってからは、こういう手法がやたらと好んで用いられているな…。
分校編と趣向が違いすぎて困惑してる。
このゲーム構成のバランスの悪さはなんなんだ一体。
……。
こっちにもちょくちょく出てきて愛想を振り撒く美綺。
かなっぺも邑那も出てきているのに、今の所栖香だけが出てこない。
出し難いのは分かるが、とても不憫だ。