2009/12/30(水)20:04
炎神の星。
『腐り姫』感想
第四殻 ~蔵女編~ 未来(十二周目?)
……。
おいおいおいおい。
いいのかこんなオチで?
「インモラル・ホラーADV」じゃなかったのか?
とんだジャンル詐欺だよ…。
※以下、ネタバレ注意
俺の理解が正しければ。
蔵女は、星に寄生しては宿主のバイタルエネルギーを吸い尽くして滅ぼし、それを繰り返して数多の星を赤く染め上げてきた異星人が作り出した“神”とも呼ばれる超兵器。
時空間の制約を受けずに行動できる。タイムトラベルとか余裕。
簸川五樹は、蔵女と同等の力を持つ超生物。
五樹が覚醒した時点で、この星の未来が「全滅」と決まったというほどの化け物。
五樹は未来、赤く滅びた地球で数世紀を暮らす内に、他の星から渡って来た形の無いエネルギー体である“蔵女”に出会い、それに名前を与え、その容姿を決定した。
この二人が時間を遡り、再び出会って愛し合うまでのお話……。
永遠存在である五樹と蔵女は、最後に三つの選択肢を与えられる。
星を滅ぼし尽くしながら、化け物として二人で生きていくか。
それを良しとせず、心中するか。
記憶と“ちから”を失い、生まれ変わって最初からやり直すか。
何れにせよ、色々と超越した悩みだ。
二人の後先を決定するこの選択に、地球の生死が掛かっているのだから。
というかね……。
ぶっちゃけSFだよね、これ。
あぁ…。
全てちっぽけな悩みだった。
蔵女との関係に焦点を置くなら、超極悪ヤンデレ妹の樹里なんかもうどうでもいいじゃないか。
なんだか馬鹿らしくなっちまったなぁ…。