極刑空間

2010/01/30(土)02:14

めっ。

PC『星空のメモリア』(55)

『星空のメモリア』感想 第七回 前回で海水浴と花火、今回は肝試しと夏祭り。夏のイベントは一通り網羅されている。それはともかく、なんか雲行きが怪しくなってきたんだけど。メアが酷い目にあわなきゃいいが…。※以下、ネタバレ注意            前回のあらすじ。海水浴楽しかったなぁぁぁぁ……。 【7月30日】こさめさんと雪菜先輩がなにやら密談している。「私は、ヒバリ校に通うつもりはなかった。万夜花さんに言われなければ、ただ陰で機会を待つだけでよかったんだ。機会を待って、任務を完遂できればそれでよかったんだ」なんか、どっかの組織から送られてきたエージェントみたいなこと言ってますが。 展望台を見張るのも、“任務”とやらの一環なんだろうか。 「私は母に感謝しています」「なぜ」「雪菜先輩とこうして知りあいになれたからですよ。友達になれたからですよ」こさめさんは、雪菜にメアのことを話す。 ……嫌な予感すんだけど。 一方、洋は日焼けを気にするこももと神社のお仕事。こももは夏祭りの仕事の話になると、やはり赤面して押し黙る。「エロいこととか?」発想が俺と同レベルじゃねえか。怒ったこももにけたぐり回される洋…。めげずに展望台での星見に誘うが、こももは展望台が嫌いらしい。「……入ったことあるのか?」「展望台に入ったことなんて一度もないわ」…単なる毛嫌いなのか。 ミルキーウェイで、飛鳥の取材を受けて“都市伝説の死神”について語るマスター。「僕が知っている噂では、その男は病で余命幾ばくもなかったそうだ。だから男は、恋人だった女に自分のことを忘れてほしいと願うようになった。すると死神が現れて、女から男の記憶を奪っていった。死神だから、恋の記憶を刈ったという表現が適切なのかな。そのまま男女は別れることになったそうだよ」やけに具体的な都市伝説だな。“展望台の彼女”のことを思い出すが、洋の場合は名前を忘れただけだし、あまり関係無さそうか…? 夜、千波に鈴葉ちゃんを取られて、すねてる衣鈴を連れて展望台へ。メアを捜し歩くも見つからず、戻ってくると衣鈴は自分の望遠鏡を片付けてしまっていた。洋が頼んでも頑として貸してくれない…。「死んだらいいと思います」衣鈴の真似をして抗議する洋。 「……ウザ」 これはウザがられても仕方が無い。 【7月31日】こももと一緒に神社の仕事。洋は今更、こももって美人だなぁ、なんて思っている。「そのツンケンしたしゃべりがなきゃ、カンペキなんだよなあ」「いったいなんの話よっ」 言ってみるやめておく 言ってみたいが……フラグ管理的な意味でここは我慢だ。ニア やめておく文句垂れながら打ち水していると、巫女装束姿のこさめさんが麦茶を持ってきてくれた。練習はいいのか、というこさめさんの言葉に疑問を持つ洋。 「姉さんはですね、お祭りの最終日に……」「言ったら蹴るわよっ」「……そういうお仕置きはしょんぼりです」あぁ、なんか演舞でもやるのかな。 ミルキーウェイで、飛鳥と千波が学園でのUFO目撃情報を得たとはしゃいでいる。今夜張り込みをするというので、千波が心配なシスコン洋くんも参加することになった。「みんな集まったな……つーか、集まりすぎてるぞ」姫榊姉妹以外はほぼ全員参加。和気藹々と校舎内を練り歩き、UFO探しをする謎の集団が誕生した。成果は上がらず、時間ばかりが過ぎ、鈴葉ちゃんがトイレに行きたいと言い出したので、衣鈴と洋は付き添いに。 そこに謎の発光体が出現し、怯えた衣鈴は洋に抱き付き、我に返ると逆ギレし出す。「……なにするんですか」「そっちから抱きついてきたんだろっ」「ここに天クルの退部届けがあります」「すみません俺がやりました」前回からいいように扱われてるな…。謎の発光体を追う一同の前に、何者かが現れる。「……もう。やっと見つけた。捜し回ったじゃない。勝手に離れるんだから」……メアじゃん。 謎の発光体改め、飛び回るドラゴン的な生き物を、一生懸命躾けようとしている…。「いい?ご主人さまの言うことは聞かなきゃダメなの。じゃないと、めっするからね」言うまでも無く「滅する」 ではなく「めっ」するである。「きゃ、やんっ、な、舐めないでったら……」 「めっ」ぶはっ……なんと愛らしい。「ぶはははははは!」耐え切れずに笑い転げる洋に、飛び上がって驚くメア。 怯えるメアを皆で取り囲み、その珍妙な生物はなんなの?という話になる。 「以前、メアちゃんと会ったときは見なかったよ?」「つい最近、展望台で見かけて僕にした」展望台だけ世界観がポケモンになったらしい。衣鈴以外は割と早目に現実を受け入れ、名の無いドラゴンの名付け大会となった。 メアの命名“かささぎ”で、愛称はかーくん。親しげに“かー坊”と呼びかける洋に、かーくんは火炎放射を浴びせる。「かーくんもよろこんだみたいね」 「どこが!?攻撃してきたんだけど!?」「ドラゴンだけあって炎まで吐けるのか……」「ファンタジーだね」「カッコいいですっ」「……明日も晴れるといいですね」必死に現実逃避する衣鈴が可愛く見えるが、実際は最もまともな反応と言えるかもしれない。 これでUFO探索は終了して解散。 メアは、自分が学校に来たのは洋が原因だと言う。 「あなたが、天クルの話したり、天体観測に誘ったり、海水浴に誘ったり……友達、連れてきたりするから……だから、ヒバリ校がどんなところか気になった。それだけ……」ほほう、メアも少しずつ洋の影響を受け始めたか。 洋はメアの頭を撫でようとして、かーくんから火炎放射を喰らう。「自業自得ね」 最後に別れの挨拶を口にして、かーくんから火炎放射を喰らう。「ばいばいだって」 死ぬわ。 【8月7日】星天宮で夏祭りが行われた。千波から逃げ回る衣鈴を捕まえて、いつものメンバーで大いに楽しんでいる。 「あたし景品三個ゲット~」 「千波は二個ゲットー」「……屈辱。一個」 「た、たくさんで歩けません……」何だかんだで衣鈴も楽しそうだなぁ…。 「それでは皆さん、一段落ついたようですし、私について来て頂けますか?」 こさめの先導で社殿へ行くと、こももの舞が始まっていた。 薙刀を構え、巫女神楽を舞うこももの美しさに見惚れる洋達。「こももにとってはまだ二度目の舞台だけど、なかなか様になってきたわね」万夜花さんが現れ、色々説明してくれた。祭りの日取りの由来、神楽の解説。そして星天宮の御神体……あれは隕石か?  一方、こさめと雪菜はその場を離れ、またもや密談している。こさめはメアを利用して、雪菜が天クルに参加するよう働きかけているようだ…。「雲雀ヶ崎の皆さんと仲良くなるのは、デメリットでしかありませんか?」「ああ、そうだ」こさめは、メアの情報を雪菜に流す約束をしている。展望台は“こさめにとって辛い場所”だそうだが……どういう意味だ。「雪菜先輩、死神の正体が、あなたの想像通りでしたら、そのときは……」「ああ」「そのときは、消すさ」メアを消すだと……。あぁ、こういう面倒なことになるから、メアのことはあまり言い触らして欲しくなかったのに。

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