極刑空間

2010/11/19(金)22:44

エロゲヒロインの傷を見せろ。

雑談(208)

……。 『ef』の優子さんや、『リトバスEX』の二木佳奈多など、惨い境遇から身体的に深い傷を負っているヒロインたちは少なくないが、そのシナリオ内で当の傷痕が描かれることはないのである。 どんな酷い火傷を負っていようが、虐待を受けて全身青痣だらけだとテキストで描写されていようが、その傷が直接プレイヤーの目に晒されることはない。 仮に部分的に描かれたとしてもやはり隠蔽される。 暗闇の中、着衣の影。主に晒されるのはその他の、深雪のように美しく滑らかな肌のみだ。 そういった隠蔽工作を見るたび、俺は海よりも深い空しさに襲われる。 別に「傷ついたヒロインの全てを直視して愛せる俺様かっけー」みたいな腐ったヒロイズムに酔っているわけではなく、ただ単純にエロゲにおけるエロスの限界にブチ当たって空しくなるのである。 エロゲなんだから隠すなよと。 全部見せろよ、と。 ヒロインの身体は隅から隅までプレイヤーに見せるべきだろ。 なんで「キレイなとこしか見せちゃダメ」みたいになってんの? エロってのはキレイ事じゃねーんだよ。 別にスカト○ジーに走れとかヤンデレ理論だとかそんな極端なことを言っているのではなく、俺はただヒロインの全裸が見たいだけなのである。 胸の大小、身体のふくよかさの度合いとはそのままヒロインの個性であり特徴だ。須らく性的に魅力的であるべきエロゲヒロインなら尚更だ。 身体に刻まれた傷ってのも同じじゃん。 別に道徳的に描いちゃいけないようなものでもないじゃん。 胸が小さくて恥ずかしがるヒロインに萌えるように、傷を見せるのを躊躇するヒロインにも萌えるものだろう。 でも前者の場合、結局それで胸を見せなかったら大ブーイングだろ? プレイヤー暴動起こすよ。 いいから南条蘭のおっぱいを見せろよって。 傷痕ってのも同じだって。身体的特徴の一つなんだって。 完全に管理された傷一つない裸体にしか劣情を催せないというのには到底同意できない。 また傷の重要性を描いておきながら傷のエロスを演出できないエロゲのエロは未熟である。 そんなだから、例えば『大番長』の紅美さんとかがエロの時に傷痕を曝け出していたな、と印象に残ってたりする。 傷は醜いものじゃねーよ。傷とは成長の証でありヒロインが今日まで生きてきた証なんだよ! 傷一つない人間なんてこの世のどこにもいないんだよ。 だからもっと見せろ。 見せてもいいはずだ。 エロゲライター頑張れ。 でも加虐に走るのは違うから。 『ゴア』や『蟲愛』みたいに嫌がるヒロインにむりくり傷を刻み込むのは違うから。 とにかくそういうわけだから。 よろしく頼んだ。 俺も頑張るから、エロゲ業界も頑張れ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る