2008/01/12(土)15:26
ワーキング・ホリデー
坂木司さんの「ワーキング・ホリデー」を読みました。
坂木さんの作品は、引きこもりの探偵を主役とした、
シリーズ3作(青空の卵、仔羊の巣、動物園の鳥)と、
クリーニング屋さんが舞台になる「切れない糸」
歯科クリニックが舞台となる「シンデレラ・ティース」と
読んできましたが、魅力のある作品でお気に入り作家の一人です。
元ヤンキーのホスト、ヤマトのところに
小学5年生の進が「始めまして、お父さん」と
やってくるところから物語は始まります。
進は、別れた彼女との間にできた、
存在すら知らなかった、子どもだったのです。
ヤマトはホストを辞め、
宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身します。
そんなヤマトと進むの、一夏の生活を描いています。
所帯じみた?小学生の進と、ヤマトの生活。
いろいろな出来事が続きますが、
2人には明るい未来が待っていそうです。
坂木さんの作品らしく、いい人がたくさん出てきました(^^)