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カテゴリ:おでかけ
仙台からJRで1時間ちょっと。
石越駅から伸びる鉄道は、くりはら田園鉄道です。 始発から終着まで1時間弱の単線。 その名の通り田園を行く、昭和の香り漂うローカル線。 くりのマークが愛らしい一両編成。 廃線まで残り1ヶ月くらい。 土日は満員御礼、沿線には三脚を立てた愛好者も。 多くの惜しむ声も、経営難は打破できず。 床は木。 壁には陶器の絵、傘のあるランプ。 シートもノスタルジックな紺色、ボックス席。 旅情をかき立てる作りです。 が、見落としてはならない、鉄道はあくまでも生活の足。 沿線には高校もあります。 無人駅では車内で整理券をとります。 運賃の支払いも、料金案内版も、バスを思わせます。 3箇所ある有人駅では昔懐かしい硬券が売っているらしく、 乗客の出入りも有人駅では多かったです。 駅ホームもバスの停留所のよう。 この駅名は「おまつ」 創作映画に出てきそうね。 木製の貨車に目が行くけれど、列車上部にご注目♪ 昔は電気の連結車だったのですね。 それが、今はディーゼルの一両編成。 くりでんのパワー源は、蒸気→電気→軽油と変化しているんです。 これって全国的にはどうなんだろう。 線路脇。 給油ホースが寂しげでした。 ノスタルジックな雰囲気で、 ホンワカ暖かい気持ちになるつもりだったのに、 自分が住む土地と重なって、田舎の悲哀が飛び込んでくる。 なかなかハードな感想でした。 くりでんを廃線にするしかない状況は、 赤字経営をしていた会社が悪いわけでも、 助成金を大幅削減した県が悪いわけでもない。 沿線の人が作りだした状況だと思います。 残せなかったことが悔しい。他人事じゃないです。 人が変わるってホントに難しいんだ。 くりでん廃線、象徴的でした。 「老兵はしなず ただ消え去るのみ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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