2005/01/07(金)21:03
闘い方を忘れた歩兵たちへ。
さいたまで7人で心中自殺があった。
一方、渋谷で主婦が飛び降り自殺未遂があった。
全く、何の理由があるかわからないが
一体「死にたい」という心理がどっから出るのか・・
と、私は単純に怒ってしまう。
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確かに今の日本の社会も経済も
一人一人が望むような生活基盤を作るにはかなり厳しい
こんな敗退してる時代
路頭に迷うことっていっぱい
それには違いないけど
おいおい・・待てよ。
問題は仕事? お金? 恋愛? 家庭関係? 対人関係?
それとも病気?
命を捨てる覚悟ってどれだけの事を
失ったら生まれてくるんだろうか?
人生って闘いの連続
一つ乗り越えてもまた別の格闘がやってくる
そんな繰り返し・・
に疲れてしまったのか?
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今回のネットで知り合っただろうと言われている
7人の自殺者の年齢は20代から30代前半だったようで
まだ、うら若い彼らに闘いに朽ち果てたというのは似合わないぞ。
闘わずして逃げる
そんな心理が見えてきた
戦争を知らない私たちが本当に人生の闘いを理解してるのか?
ちゃんと闘ってるか?
生きるためだけに頑張って
食べるためだけに頑張って
目が覚めてから
「あ、今日も生きていられた」
とほっと安心していた私たちの親たち・又はその親は
毎日、生きたいと願っていたに違いないのに。
当たり前の世界に闘い方を忘れてしまった歩兵がわんさか溢れてるようだ。
もう一度、原点を見なくては
何も生まれてこない
無から有を成す、には
いろんな葛藤や迷いやそして努力が何重にもして出来上がる
生きる上で迷ったり
ジレンマを持つということは却っていいと思う
やりたいのに今はお金が無いから出来ない
時間の余裕がないから出来ない・・
でも必ずやりたい・・
そんな気持ちを膨らまして持ち続ければいいのだ。
出来るまでは辛抱の連続だろう
ひょっとしたら、そのことで、
「まだやらないのか?」
と誰かにバカにされることもあるかもしれない
自己嫌悪に陥り
自分がまだ、こんなちっぽけなことしか出来ないと
嘆くこともあるだろう。
でも、それでイイ
ジレンマが大きければ大きいほど
後で爆発する力が強大だから。
本当なら20年以上の年数がかかりそうな仕事でも
僅かな3分の1くらいの年数で出来てしまうかもしれない
それはやはり思い入れの傾きがそれだけ強いから
わき目もふれぬまい進できるという事
つまりジレンマは起爆剤になる
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精密な日本地図を作った伊能忠敬が
その地図を作成するための全国への旅に踏み出したのは
50歳を過ぎてからだった。
彼は本位でない家業を務めあげ
定年の年の頃からずっと志していた勉強に励み始めた
多大な時間を本位でないことに使ったからこそ
長旅に耐えるスタミナを得たのだろう
何かを失い続けることは焦燥感を抱かせる
だが、失ってる代わりに、何かを得ている
失う代わりに得ていることを大事にすれば
道は必ず開けるはずなのだ。