カテゴリ:闘病の頃のこと1
病院の帰りに、父に誘われたみち君。
私の実家で、私不在で、父と対峙。 たった一ヶ月前に、 「娘さんと結婚させて下さい」のセレモニーを 無事に行った同じ座敷で。 父は、単刀直入に切り出すタイプ。 病名は卵巣がんであること。しかも末期らしい。 手術で人口肛門にするために動いているが… 医師には覚悟をしておいて欲しいと言われたと。 ……そりゃー、驚きます。 友達になって10年以上。 グループで遊んでた頃から。みち君はいつも 私を保護者のように面倒みてくれてた。 婚約して、たった一ヶ月。 結婚式を10月に控えた今はもう5月…。 父は続けました。 「もちろん、婚約は解消してください。 ただ、本当に申し訳ないけれど…」 婚約を解消した事は、きょうこには内緒にしてやって欲しい。 最後の最後まで「もうすぐ結婚式」と 楽しみにさせてやってて欲しい。と。 二人とも、病院のベッドの上で、 毎日毎日結婚式のことを考えてる私を知ってます。 最後の日まで、わくわくと自分の結婚式の夢を見させてやって欲しいと。 父親は頭を下げて、みち君に頼んだそうです。 生返事をして、みち君はその日は帰って行きました。 つづく 今日は、健康と医学全般カテゴリーに飛びます。 ここの部門で、やっと3位になれました。 ありがとうございます。 …と思ったら、あっと言う間にまた4位だ…へへ。 日記(中年部門)では相変わらず11位。 層、厚すぎ。中年。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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らくさん
あの頃、本当にこんな感じだったんだー。 ベッドの上で結婚式の事を考えてるのが幸せだった。 みんながやけに優しくてさ…。 こんなやり取りがあったなんて夢にも思ってなかったよ。 中年…すごいよねー。ああ、厚すぎる壁。 (2009年08月16日 23時55分14秒)
以前から「中年」で登録してるやつは、もうじき「高年」になるから、きょんちゃんは繰り上げに・・・・ならんかな?
(2009年08月17日 01時24分11秒)
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