久しぶりに・・岩手県内陸の現状(7/11現在)
震災から今日で4カ月。ということで・・久しぶりに更新してみましょう。交通被災者無料が始まってからと言うもの・・高速出口の渋滞がひどい。(ニュースなどでもご存知の方が多いと思いますが)高速道路の出口から、本線までの渋滞。被災証明が簡単に手に入ることや被災証明の確認に出口で時間がかかることが原因のよう。被災証明で高速道路から降りる時ETCレーンは使えない。結局みんな一般レーンに並ぶので大渋滞になるわけだ。岩手ってさぁ・・沿岸と内陸を結ぶ高速ないんだしこれって・・意味あるの?他の地域から支援に来てくださる方々は有料。岩手県内に住んでいて、被災証明持っていれば無料。被災証明は「停電」が理由でも取れるんだよね。大型車も渋滞に巻き込まれてるし・・。いいのかなあ?これで?物流今更ですね。もうスーパーに行って何かが劇的に足りない!という状況はみられません。強いて言えば・・三陸産の魚介・海藻類はほぼ無いに等しく塩蔵・乾燥わかめくらいかな。基本、北海道産が多い様子。暮らし旦那の休みは節電のために木金にずれた。ので子供たちと休みが合わない。町内の行事に出られない。子供会の行事に出られない。幼稚園・学校の行事に出られない。とまぁこういう具合になっております。元から土日休みじゃない人にとってはこれが当り前のことでしょう。期間限定だし、節電のためなので文句は言えません。ただ・・・これまで土曜日に行っていた通院・美容院などができなくなった・・。私ひとりならともかく長女サンの歯医者さんや美容院も平日しか行けなくなったのでちょっとかわいそうかも。とはいえ、もうすぐ夏休みだし、少しの辛抱だね。昨日今日と揺れております。昨日は沿岸部に津波注意報も出され津波も観測されました。小学校の他のお母さん方とも行事などで久しぶりに顔を合わせると地震の話題が未だに多い。「まだ辛い」「まだ重い」「地震で何かが変わってしまったよね」「あれ以来疲れやすくて・・まだ疲れてる」「家が崩れて下敷きになるかと思った」「怖かった」「まだ余震あるのに学校の行事は普通にやるんだよね・・」「また揺れるのかしら・・・」「地震の後の停電・断水が辛かった」「ガソリンが手に入らなかったり、スーパーにもモノが無くなったのがきつかった」などなど・・・。子供を持つ身としては自分のことだけ心配していればいいのではなく・・子供たちを守らなければいけないので余計不安が募る。沿岸部から転入してきた子。福島から転入してきた子。地震の影響でいろいろなことが変わっている。沿岸部から来た子も福島から来た子もいずれ帰りたいと言う。だけど見通しがたがない。見通しが立たないことに対する苛立ちと焦りと・・少しの絶望と。がれき・・の仮置き場がすでに満杯だったりボランティアさんが思うように集まらなかったり。沿岸部ではまだまだ厳しい状況が続いている。腐敗臭ガレキからのホコリ大量の害虫暑さ衛生の管理が難しくなるこれからの季節。本当に大変だと思う。肺炎になる方が増えていると言う。暑い季節はマスクも暑い。仮設住宅は・・場所によっては断水中。場所によっては水漏れがする。場所によっては生鮮を買うお店がない。「仮設住宅に入居」=「自活への一歩」というこれまでの日本の慣例から「仮設住宅に入ると一切の支援を受けられない」という現実につながっていくケースも。一人暮らしのご高齢の方小さな赤ちゃんのいる方車が流され買い物する店もなくどうやって生活すればいいのか?職もなく安定した収入もなく就職先もなく収入の見通しも立たない状況で日々の食費、光熱費、衣料品にかかるお金、どうやって支払い続けたらいいのか?せっかくエアコンのある仮設住宅に入っても電気代がかかるから使えないそうだ。断熱材の入っていない仮設住宅では屋根からの暑さもそのまま室内に入り込むという。仮設住宅に当選しても避難所に居続けるしかない方々も居る。とにかく先の見通しが立たないというのが一番キツイんじゃないだろうか。あとどのくらいで普通の生活に戻れるの?あとどのくらいで仕事に戻れるの?あとどのくらいで福島に帰れるの?あとどのくらいで・・・?これ以上震災による犠牲者が出ないことを祈っている。