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2017/02/12(日)07:28

働く女性たち…「風俗嬢から祇園の割烹の女将に 鮎子」駆け込み寺「洋風居酒屋ポン吉」 27話

働く女性たち…「風俗嬢から祇園の割烹の女将に 鮎子」駆け込み寺「洋風居酒屋ポン吉」 27話 JR西大路駅近くの「洋風居酒屋ポン吉」のマスターの音吉はたまにしか店にでてこないが、店で使う食材はママの幸子の指示で買い出しに毎日いっていた。この指示はネットの掲示板に書かれている、たとえば「蛸のお造り」「かつをのたたき」「ブリのお造り」「イカのお造り」の短冊をそれぞれ5人前ぐらいなどと書かれている。 この掲示板は客にも解放されているのでこの食べたいお造りがあれば予約ができるというシステムで、例えば仕事が遅くなり午後10時半しか店にこれない客は目当ての生ものを予約できるし、また本日のメニューの情報にもなる。この居酒屋にとってはこの生ものを余らすというロスが最大のネックになるからだ。それに完全に売れればこのお造りなど生ものも1人前500円程度の安さで売っても儲かることになる。 音吉は魚類の買い物は近くのスーパーの鮮魚専門店「魚嘉」で買っている。いつも20人前程度のお造りを買っているので店のレジの女の子とも仲良くなる。ある日、その鮮魚店の店員が、 「いつも買っていただいてありがとうございます。このお造りなどはどこのお店で使っているのですか?」 「あぁ~これは駅近くの「洋風居酒屋ポン吉」という居酒屋でお客様におだししています。店のブログがありますので一度見てくたさい」 それから一週間ほどしてこのブログの付属掲示板に、 「魚屋の店長の妻で「真澄」と申します。ブログ等を拝見いたしましたが、一度姉のことで相談したいことがあります」と書かれてあったので音吉はそれの日時を掲示板に書いていた。そして真澄が店に来た。 この真澄は28歳でこの鮮魚店の経営者の長男の嫁でこの長男は京都の直営5店の総括店長をしているという。真澄は姫路の出身でこの姫路の鮮魚店で夫と知り合い結婚をしていた。この真澄の二つ上の「鮎子」がいるが、この鮎子はかなりの不良で風俗店に勤めていたが、同じ姫路のホストに貢いで借金まみれになっていた。しかし、この鮎子もこれらを反省して新天地にこの京都で働きたいということだった。真澄は、 「この姉が風俗で働いていたことや借金があったことなどを夫には絶対に相談はできないのです…」 「そら~あの鮮魚店「魚嘉」は100年も続いている関西でも50店舗を展開する有名な老舗になる」 「はい、借金は私の両親と私のへそくりでなんとかしましたが、姉が風俗店で働いていたことがわかると…それにもう両親も私もお金がありません」 「しかし、一度風俗のボロ儲けを経験したら時給800円や900円では働けずまた風俗に戻るものです」 「それが私も心配でもし京都でなにかの摘発で姉が逮捕されたら名前が「鮎子」というのですぐに夫やその家族にバレます」 「それで私の経営するマンションと店で監視してほしいというの?真澄さん」 「はい…マスターなかなか察しがいいですね~本当にたのもしいお方です」 「おぃおぃ、こんな老人をおだてて…」 「お礼といってもなんですけれど…音吉さんが「タラバガニ」が大好きだとブログに書いてありましたから、根室で獲れた最高級のタラバガニをお持ちしました」 こうしてタラバで買収された音吉は家具と電化製品、それに台所用品がすべて揃っている103号室に鮎子を迎えていた。当面は居酒屋で働くという約束で家賃は社宅として免除していた。その鮎子は30歳だが、これより5歳は若く見える化粧なのかイケイケネーチャンの雰囲気だった。店のママの幸子と気が合うのか?それともフルタイムで働くのでわずか半月で「チィママ」と呼ばれる人気ものになっていた。それでも前科者?として音吉とママは鮎子を1人にさせずに監視していた。 ある日、店の開店前のひと時に、鮎子は音吉とママに、 「なんとなく私を監視しているようだけど、マスターもママも安心して私はもう風俗に勤めたりホスト遊びは絶対にしませんのことよ~ホホホ」 ママの幸子は、 「いぇ、監視しているつもりはないけど…やっぱりマスターも私も心配なのよね~」 「私はママの接待や料理、それに着物の着付け、お品書きのお習字などを覚えて2年後には祇園の一等地に「割烹 魚嘉祇園店」のママになることがもう決まっています」 「えっ~魚嘉って妹さんの店の支店?」 「はい、妹の旦那の高広さんとの約束なの」 音吉はそんなことは初耳なので鮎子に聞いていた、 「なんで?妹さんの夫の高広さんとそんな約束をしたの?」 「うん~これは絶対に妹には内緒だけど、実は姫路の私の勤めていた風俗店に偶然だけど高広さんが遊びにきたの、それで二人ともビックリ仰天したけれどもお互い内緒にしておこうとなったの。それで店で禁止されているサービスなどをして十数回も指名で来てくれたの」 それから高広は口封じのために鮎子がまじめになって料理の一つでも覚えてくれれば真澄のお姉さんとして店の一軒でも出すと約束をしてれたという。それで妹に京都に住みたいといったらこのポン吉さんを紹介してくれて私は今一生懸命にママから水商売のイロハを習って一流の女将になるという。幸子は、 「それで、今は高広さんとは?」 「ううん、それっきり何の関係もないわ~だって、その時は風俗嬢だったけど今は妹の旦那じゃないの~ホホホ」 「そうよね~女は賢くそしてしたたかに生きなければならないのよね~」 と、幸子と鮎子は手を握り合ってこの話のすべてを共感していた。その時、その噂の真澄とその旦那の高広の二人が店に現れた。その高広は、音吉に、 「真澄の姉がここで大変お世話になっていることを聞いてご挨拶にきました。いずれこの鮎子を私の方で引き取りますからそれまでなにかとご指導をよろしくお願いいたします」 それからこの5人で仲良く乾杯をしていたが、幸子がポツリと、 「世の中捨てる神あり拾う神ありというけれど…なんとなしにうまくいくのよね~」 というと、5人全員がそれぞれ違う意味で納得をしていた。         働く女性たち…「京のいけずに泣く女 朱美」 駆け込み寺「洋風居酒屋ポン吉」…26話 生活保護者は国の税金で養われているから一般人のような人権はないという差別、これこそ憲法違反になる。小説…「生活保護不正受給を応援する人々」1話生活保護不正受給に悪には優しく、良民には悪魔の仕打ち、京都市の福祉行政の実態…実録…中岡さんの訴え。(文中の登場人物はすべて仮名) たとえばこの「うっかり」「勘違い」の生活保護費不正受給を防ごうと思ったら、年末ぐらいに各生活保護者に「申告忘れはありませんか?」…もう一度よく考えてもしあれば「修正申告」をしてくださいという親切心があれば年間約2万件といわれている不正受給事件も半分以下になります。これを私は行政に提案するが、これを聞く役人なんてものはこの日本に一人もいないだろう。なんせ天下りばかり考えている役人ばかりですから。(伊奈利) 働く女性たち…「イナリスミレ 菫という女」…駆け込み寺「洋風居酒屋ポン吉」25話 働く女性たち…「病院検査技師 静香」…40歳年上老人との禁じられ恋 24話・あんこう鍋 「働く女性たち…「ゴミ屋敷の女 美幸」…駆け込み寺 「洋風居酒屋 ポン吉」23話・100均のすぐれもの、デッキブラシ 「働く女性たち…「眼科医 瞳」…鋭利な剛毛は凶器にもなる」…22話…フランス食パン(ハードトースト) ブラザーベーカリー西大路店 働く女性たち…「老人女装の玉ちゃん」…駆け込み寺「洋風居酒屋 ポン吉」21話 働く女性たち…「女の愛の計算は複雑怪奇 恵梨香」…駆け込み寺「洋風居酒屋 ポン吉」20話 屁理屈コラム…女の綺麗好き、男の汚い好き・妄想を定着させるのが小説なのか?、それとも邪道なのか?…関西のアイドル・出町柳けい子 小野篁の禁断の恋…藤原香子に貢いで閻魔さんの書記官としてのアルバイト。生まれた子供が「小野小町」「紫式部」 伏見稲荷大社の物語 85話 小説…「働く女性たち」…「めんどう婚 瑠璃子」 19話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利 ミニ短編小説3連発…「京都タクシードライバーの日記」「熊子のセックスは社交辞令」「タクシー代は新妻とのH」「江戸の仇を京都で討つ」…音川伊奈利 京都・高齢タクシードライバー争奪戦冬の陣、定時制社員、なんと賃率60%・ヤサカグループのラクヨータクシ・高齢者は金の卵 嵯峨天皇の即決断で1200年前からお寺に保育所ができた。この日本ではまだ「保育園落ちた!」の状況とは日本の恥になる。伏見稲荷大社の物語 84話 屁理屈コラム…準高齢者は65歳から、高齢者は75歳から、超高齢者は90歳の三段階…準~超になるまで25年もある。奇妙な野菜発見!「ターサイ(搨菜)」 お笑いコラム…ツイッターの翻訳機能…まだまだ未熟らしい?翻訳しやすい文章が必要になる。しかし、すごい 小説…「働く女性たち」…幸子の復讐 18話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利 働く女性たち…「中流階級の落とし穴、離婚しても地獄・紀子」 17話 無料の電子書籍…「働く女性たち」~27話はここでも読めます お賽銭の勘定に京都銀行の行員10名が一週間もかかるという伏見稲荷大社・その1200年前のお賽銭のお話し 83話 神様は目に見えないからこそ神である。仏壇の位牌は元々朝廷の官位を証明するものであった。伏見稲荷大社の物語…82話 初詣客の警備にフォックス警備の狐が大活躍するも人間に化ける特訓は大変になる・伏見稲荷大社の物語…81話 お笑いコラム…「伏見稲荷大社」の物語も80話にもなりました。最初の1話は「吉祥院天満宮・政所公園の白狐」これになります 堀川・堀川下水は新種の植物、野菜の宝庫だった。堀川牛蒡は鴨と合う・嵯峨天皇823年3月に生前引退決定 80話 平安時代のお菓子とは唐菓子で果物、木の実の乾燥した物…日本初の本格的お菓子は「かりん糖」…79話 京都の老舗生八ッ橋の人形、おたべちゃんの出生の秘密…おたべちゃんに双子の妹が…巫女ちゃん~どす。 世界三大美女の小野小町と深草少将との100日の恋、そして100日目に大雪で転落凍死…伏見稲荷大社の物語 78話 伏見稲荷大社の物語…全国狐連合会26代目の会長「白藤」の襲名披露・キツネ灯の正体は「人魂」だった。 77話 伏見稲荷大社の物語…「同じ金でもカジノで使うより神様に使うほうが品があると「お塚」が建立された」…マイ神様1万基 76話 短編小説「タクシードライバー・ジョッキーの竜」第6話『ジョッキーの竜は、まだ青い!』 音川伊奈利のツイッター 新・京のいけず石・いけず石・古典のいけず石、背丈80センチ、駐禁ダメ押し、花壇風の上品な、・ど根性いけず石… 1~78話は↑の「記事一論」からお入りください。この コラムに関するご意見等は「音川伊奈利の掲示板」にお書きください。HNは必ず書いてネ、新電子書籍…このブログの記事をまとめた無料の書籍になります。「伏見稲荷大社の物語・嵯峨天皇と稲荷神社 73話…更新随時」http://p.booklog.jp/book/108339/read 関連…京都歴史裏のコラム 「京都歴史裏のコラム・吉祥院天満宮・政所公園の白狐、北政所御墳墓、吉祥院稲荷・キュウリの糠漬け」http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201607090000/  京聯、破産手続きへ、運転手・京聯タクシー倒産、160名解雇・(京聯自動車が破綻、8月29日)http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201504020000/?scid=su_369 無料の電子書籍 長編小説「トラック3姉妹・ダンプ姉ちゃん理絵」...1部(31話) http://p.booklog.jp/book/103886/read 「伏見稲荷大社の物語・大石内蔵助と白狐の恋など4話…更新随時」http://p.booklog.jp/book/108339/read無料の電子書籍4冊できました。それぞれの題名で検索もできますから読んでください。 http://p.booklog.jp/book/103886/read お笑いコラム…ツイッターの翻訳機能…まだまだ未熟らしい?翻訳しやすい文章が必要になる。しかし、すごい 小説…「働く女性たち」…幸子の復讐 18話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利 働く女性たち…「中流階級の落とし穴、離婚しても地獄・紀子」 17話 京聯、破産手続きへ、運転手・京聯タクシー倒産、160名解雇・(京聯自動車が破綻、8月29日)http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201504020000/?scid=su_369 無料の電子書籍 長編小説「トラック3姉妹・ダンプ姉ちゃん理絵」...1部(31話) http://p.booklog.jp/book/103886/read

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