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京都に住んで27年になりますが城南宮の「曲水の宴」は
不思議と縁がなく、今日初めて拝見してきました。 城南宮にはこれまで1月の「湯立神楽」で3度、枝垂れ梅を 見に1度お邪魔していまして、「楽水苑」も3度拝観して います。その「楽水苑」の平安の庭を見る度に「曲水の宴」 に思いを馳せていました。 それが今日実際に拝観できる機会に恵まれ、14時からの 披露に13:35に到着。しかし既に庭は黒山の人だかり。 もともとそんなに広くはない庭の路に、観覧席として長椅子 を多く置いていましたので、早く到着した人たちは椅子席に 有りつけたようです。でも長椅子がなければ後ろの人達は 全く前が見えなくなりますので、これは正解だと思います。 14:00過ぎに神職の人達、歌人などが入苑してきました が、その時から平安王朝モードとなりました。 歌人は狩衣姿の男性が5人、小袿姿の女性が2人、合計7人。 羽觴(うしょう)のお世話をしてくれる水干姿の童子が2人、 女性歌人の介添え役の巫女さんが2人、そして神職が6名。 これらの人々が苑内に入ってきた時から、一気に平安王朝の モードに入りました。京の歌のお題を確認した後、歌人は 鑓水を岸辺のそれぞれの位置につき、羽觴(うしょう)という 盃を載せた鴛鴦(おしどり)の作り物が流れてくるまでに 歌を詠み、歌ができていれば、その盃を取ってお酒を空け、 お酒の代わりに盃に山吹を置くという風流な王朝遊びです。 「遊び」といっても昔の貴族にとっては、嗜みのひとつで 歌の才能を披露する真剣勝負の場所であったことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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