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祇園祭の神事や行事は既に始まっているのですが、 いよいよ鉾や山が明日10日から順次建てられていき ます。一番遅い山でも13日には建てられ、14日から 16日の宵山、そして17日の巡行に備えます。 おそらく気温の上がらない午前中には長刀鉾の組み 立てが始まることでしょう。釘を使わずに独特の縄だ けで接合部をしっかいりと留めるのですから、これは 職人技です。「縄がらみ」と呼ばれる技法です。 その結び方にも「雄蝶(おちょう)」・「雌蝶(めちょう)」 「鶴」・「亀」など種類があるそうで、なんとも京都の 祭らしい優雅な呼び名です。 「橋弁慶山」でしたでしょうか? 「浄妙山」でした でしょうか? 以前に一度、「大工方(だいくかた)」 「手伝い方」との縄がらみの作業光景をじっと見つめ ていましたが、なかなか軽快な手さばきで、やはり 伝統を支える職人技を感じました。 小型の山ですと、その重量は1.2トン前後ですので、 まだ重量感をそんなには感じませんが、鉾となります と10トン前後になりますし、これに加えて囃子方(は やしかた)や屋根方(やねかた)、音頭取りなどの役 が20-30人乗りますから、総重量はたいへんなも のになります。3年前の重量検査で一番重かった鉾 は「月鉾」でその重量は11トンを越えていました。 10トン以上の鉾を藁で編んだ縄を何重にも巻いて 支えるのですから、まさに「柔よく剛を制す」ですね。 その柔軟さが適度な遊びつまり「マチ」を生み、それ が却って頑強で重いものを支える力になるのでしょう。 記 ■10日 7:00頃~ 長刀鉾・函谷鉾 8:00頃~ 月鉾・鶏鉾 16:00頃~ 菊水鉾 ■11日 6:00頃~ 放下鉾 8:00頃~ 船鉾 8:00頃~ 岩戸山 ■12日 6:00頃~ 北観音山・南観音山 ※日時は変更することもありますので、 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 9, 2011 08:52:33 PM
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