カテゴリ:音響機器修理
今回の修理は、「DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー + SC-E202 2ウェイスピーカー(発売:1996年)」だ。 高級ミニコンポ = ハイコンポ = DENONポイントコンポ「PRESTA(プレスタ)」シリーズの入門機的位置付けの一台だ。 [DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー] ■主な故障と原因
■修理 実はこのセットを入手した時には、MDデッキ「DMD-5.5」とカセットデッキ「DRR-5.5K」も付属していた。しかし、最善を尽くしたが、いずれも一部に機能的な不具合が残り、完全復旧には至らず、遺憾ながら廃棄処分とした。 残るチューナーデッキとスピーカーに故障はなく、クリーニングのみ。CDアンプは何とか修理できた。
CDアンプを分解する。 基板への部品集積度は普通だが、限られた容積に多数の部品を詰め込むため、基板6枚が箱状に設置されている。発売年から察するに、設計に3D-CADは用いていないと思われる。経験とカンと試作で、部品が干渉せぬよう設計したと思われる。その努力には敬意を表したい。 CD光ピックアップは「SONY KSS-210B」。ゴムベルトを交換し、メカをクリーニング、グリスアップ。しかし、トレーの閉が弱々しい。 確認すると電源補助用の電気二重層コンザンサの容量が極端に低下していたので交換。CDトレーの開閉はOKとなった。 CDピックアップ調整用の可変抵抗器があり。問題ない範囲だったが、こころもち調整した。 右スピーカーの出力が、ある程度ボリュームを上げないとなされない。また、左スピーカーよりも出力が小さい。調査の結果、メカニカルパワーリレー(G5Z-2A DC24)の故障(内部接点の劣化寿命)と判明。 同じ形式のリレーは既に生産されていないため、同等のもの(G2RL-2A DC24)に交換した。ただし、寸法上の制約で元の場所には取り付けられなかったため、別途基板を用意し、配線を引き回すこととなった。 チューナーは特に問題なし。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。 動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の試聴テストを行って完了とした。 --- 分 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい ![]() ![]() ![]() ![]() 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
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最終更新日
2013年10月15日 22時50分19秒
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