カテゴリ:音響機器修理
今回の修理も「SONY D-3000 CDラジオ "Celebrity"(発売日:1993年)」だ。 最近、修理依頼が増えている(過去の記事)。 [SONY D-3000 CDラジオ] ■主な故障と原因
CD光ピックアップ(SONY KSS-210B)のレーザー出力がまったく無い。 これを交換・調整して復旧。 電球切れを見越して予防交換の要望があったため、CD扉内照灯と表示部バックライトをLEDに換装した。電圧調整回路の追加と、既設回路の一部変更が必要。 寿命故障のメモリーバックアップ用内蔵充電池を交換。また、電源用IC(3端子レギュレータ)に不良を確認し、これを交換。 天板開閉時の異音は、メカへの粉塵侵入が原因。取外してオーバーホール。乾式トルクリミッタを内蔵している。これ程の機構を有した他機種は見たことがない。前機種D-2010の天板破損が多かったことに対する、SONYの本気対応だろうか。 リモコン操作不可は、リモコン自体の故障と判明。赤外線LEDが常時点灯し、正常信号を発光しない。 ICかトランジスタの故障と思われるが、交換部品を入手できないため修理不能。 操作ボタンや脚部がベタ付くのは、部材の表面が紫外線等で劣化することが原因。劣化表面が保護層となり、内部への劣化進行を防いでいる。 溶剤を用いて劣化表面を除去・研磨して復旧。再劣化を抑制するため、保護剤を表面に塗布。下写真は復旧後の脚部。 エージングを実施し、作業完了。 --- 分 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ★整備済み「ラジカセ」や「ミニコンポ」のオークション★♪ あの頃の懐かしい ![]() ![]() ![]() ![]() 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、こちら!☆お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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