カテゴリ:音響機器修理
今回の修理は、「Victor UX-F70MD MDミニコンポ(発売日:2001/6/1)」だ。 UX-A70MDに次ぐ、Lip×Lapシリーズの二代目モデルだ。外見上のデザインが変更され、「MDグループ」機能が追加対応されたモデルだ。 型番違いに「UX-NDL21」がある。 [ビクター(JVC) UX-F70MD] ■主な故障と原因
■修理 メーカー修理不可とのことで修理依頼を頂いた。不具合症状を再確認し、分解。 初見では気付かなかったのだが、最終的にアンプ基板に破損のあることが判明した。内部に破片があればすぐに分かったのだが、これがなかった。おそらく、メーカー修理見積の分解時に摘出したと思われる。 なお、この手の基板破損の原因は、本体の落下等の衝撃が考えられる。 幸い、別途入手できた同型機から同基板を移植交換して回復。 次にバックライトバックライトが点滅する原因は、さんざん点検したところ、集合配線(FFC)の内部断線と判明。これを交換して回復。 操作ボタン誤動作の原因は、タクトスイッチの劣化故障だった。幸い、同型機のそれは問題なかったことから、操作基板ごと交換して回復を確認。 CD光ピックアップのレンズに顕著な曇り。クリーニング部回復。CDトレー開閉の難を含め、CD系メカの粉塵を除去して回復。 CDトレーの開閉を検出するスイッチは接点が劣化していた。入手が困難なため、分解・接点研磨にて回復を確認した。 リモコンは、幸いネジを外すと分解できるタイプだった。まずは、ボタン側と基板側の接点を清掃。それで回復しない箇所には、ボタン側にアルミ箔を貼り付けることで導電性の回復を行い、リモコンの機能回復を確認した。 その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月05日 22時43分00秒
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