カテゴリ:音響機器修理
今回の修理は、「SONY CP-55 磁気カードリピーター(発売日:
![]() 紙製カードには、音声を記録した磁気テープが添付されており、これを本機に挿入すると、その内容が再生される仕組みだ。また、直前に再生された音声情報は、本機器内部に一時記憶される仕様になっており、「REPLAY」ボタンを押すことで「繰り返し」再生可能で、これが呼称「リピーター(Repeater)」の由縁だ。 ![]() ■主な不具合症状と原因
教育機器ではあるが、音声をリピートする機器であるため、本ブログの「SONY CDH-101S CDリピーター」を検索され、当方に修理の依頼をいただいたようだ。 ![]() 分解したところ、磁気カードの再生メカニズム(磁気ヘッドやモーターなど)は、音楽カセットテーププレーヤーのそれと共通するものが多い。 ![]() 同様にメカはゴムベルトで駆動されており、これが劣化してスリップし、不良の主原因だったことが判明した。これを採寸・自製・交換して回復を確認した。 ![]() 主電子基板のハンダ付劣化部を補修。 ![]() 本機は乾電池のほか、ACアダプタによる動作が可能な仕様となっているが、これが不在であった。そこで本機に所定のACアダプタと互換性のある後発の純正中古品を入手した。しかし、これを用いて本機の動作を確認したところ、その動作が不安定となることが判明。確認したところ、同ACアダプタのDC変換後の直流波形が多分に不安定であることが判明し、これが本機の不安定の原因と判明した。 ![]() このACアダプタの修理にはその分解が必要となるが、特殊ねじが用いられており、専用工具が必要なことが判明。その専用工具・修理工賃・部品代の入手費用の合計を見積ると、互換性のある市販のACアダプタ(オーム電機 AudioComm ACアダプター トランス式 6V 500mA [品番]03-1995)を購入した方が多分に安価であったため、こちらを採用することにした。 ![]() その他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい ![]() ![]() ![]() ![]() 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月09日 22時20分01秒
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