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まだ重い瞼を持ち上げ、マイ自転車に乗り学舎へ登校。
川沿いの道、片側一面に広がる田んぼを横目に自転車はひた走る。走る。 長く広い歩行者自転車道路へ。 今日は少し遅い方。テスト期間中になると何故か皆朝が早い。そしてギャアギャアと恐竜のように教室廊下を闊歩する。テスト週間だと言うのにドコにそんな体力を持て余しているのやら・・・。 ふと自分を見ると眠気と体力精神力双方からの疲れの為、何時倒れるか気が気ではない。面を被るというのは、いやはや流石に疲れる。面を崩さないためテストでは出来るだけ良い点を、低くても赤点だけは取ってはならない。夜中まで勉強勉強勉強・・・。 中学時代、これ程までにテスト勉をした事があっただろうか? 答:一度もない。否、ある訳がない。有り得ない。あったら奇跡。 テスト週間に勉強するなんて、塾以外の時間有り得ない。 慣れないことは体に良くないと言うが・・・本当にそうだと、身をもって実感した。 フラフラ・・・ヨロヨロ・・・ 眠気に加えて心地よい風と暖かさが混じり、ついに道の端から端まで微酔い運転。否、微寝運転。 眠い・・・眠い・・・眠・・・ネム・・・Zzz・・・ 結局数十秒間の間マジ寝をしてしまった。 バッと顔を上げると横には街路樹。急接近中。 危ない危ない、もう少しでぶつかっていた。 幸いその後も人や物に当たることは無かったものの、やはり車も自転車も居眠り運転は危険だ。 これを気に居眠り運転をするのは止めにしよう。 テストも何とか無事に終わり、普段の生活に戻る訳だが・・・テスト期間の方が自分的には幸せだったと思う。学校は半日で終わるのだ。最高だろう。それに休み時間は皆勉強に必死で、常日頃後ろについてくる子も話し掛けてこない。こんな事なら何日でもテすとを受けていても良い。 ハッキリというのもアレだが・・・後ろについてくる子。彼女は本当にハッキリ言うと苦手だ。苦手というより、嫌いだ。 ココだけの話、近付いてくるな。と心の中で必死に願っている自分が居る。本当に拒否反応を起こしてしまう。寒気がする。鳥肌が立つ。気持ち悪くなる。 本当に彼女には悪いのだが、まさに地獄だ。出来ることならば助けて欲しい。弁当の際、目の前に居るのはやはり彼女。元々弁当は静かに黙々と食べ早く済ませたい性分な為、極力話し掛けられでもしない限り話さないようにしている。面倒な事はしない。まさにそう。 彼女との食事。 逃げたい。逃げたい逃げたい逃げたい・・・。 中学の時はあまりにも楽しかった弁当。給食の日より弁当の日の方が数倍も楽しかった。よく笑ったし、よく話した。心から面白かったり。楽しかったりしたから、あの時は話せたのだろう。 今はどうだ? 沈黙、沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙沈黙・・・この1ヶ月耐えに耐え抜いた。 目の前には苦手な彼女。本当に心から彼女には悪いと思っている。これは本心。しかし・・・彼女から離れたい。逃げたい。助けて欲しい。こう思ってるのも本心。 クラスメイトとは、話すものの常に彼女が横に居るため馴染めずにいる。彼女の所為だけではないのだけれど。私も馴染みたいとは思っていない。何故なら、馴れ合う必要はないから。キャーキャーと喚き騒ぐ者。大声を出し授業妨害をする者。どうも苦手だ。 皆に悪気はないと判っている。しかし体は常に拒否反応を示す。 近付くな。触るな。喋るな。 どうしても拒んでしまう。 一度、体育の授業で二人組になりストレッチをすることがあった。偶然なのか、彼女と何故か列が隣りになりペアになった。「パタヤビーチへようこそ」知ってる人も居るだろう。その格好の筋を伸ばすストレッチ。両手を繋ぎ引っ張り合う。開始の合図。 手が、止まる。 早く繋がなければ。繋げ。手を取ればよいだけだ。それだけ。ソレだけだ。 手を、手を。早く。 何事もなかったかのように手を取る。合図を。早く、終わりの合図を。 終わった後、無意識に手を拭いてしまった。彼女に判らないように。誰にも判らないように。強く手を体操着に擦り付けた。無意識のうちに・・・手は赤くなっていた。 次は腕を組み、背中を合わせ相手を上に持ち上げる様にする。 背中、背中・・・乗せる?乗る?止めてくれ。もう触らないで。 腕を組むのか?背中を合わせ腕を・・・手を取るだけでも自分はオカシクなったのに? 中学の時は別に気にもしなかった事なのに。 慣れ親しんだ人ならまだ大丈夫だった。大丈夫・・・。 誰も、触るな。 汚い汚い汚い・・・汚い?彼女が?他人が?自分が? 誰一人として汚い者など居ない。なのにどうしてだろう。どうして体は反応するのだ・・・。 彼女には特に拒否反応を起こしやすいらしい。彼女が触れたモノ。全てに反応してしまう。彼女が悪いわけではないと、判ってはいるのに。他人が悪いわけではないと、判っているのに・・・。 一体自分はどうしたというのだろう・・・。 また明日から普段と変わらない日常が戻ってくる。 昼休み。何度他のクラスへ助けを求めに出向いただろう? ギリギリまで他のクラスで過ごし自分の教室へ戻る。程毎日繰り返している。 彼女を避けて、他人を避けて、触らないように、触られないように。 一体、何が壊れた・・・? ハンカチ落とし バトルロアイヤル ダルマさんが転んだ バトルロアイヤル 我演劇部の遊びは遊びじゃない 全てが本気 全てが必死 その中で私は圧勝 一度も負けませんでした。 ヌッハッハッハッハッ!!!!野生児は強いのだ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.05.27 22:56:49
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