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バーチャルインター

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Bilingualの育て方2

第二回は、いかにして第二言語の読み書きを子供たちに身に付けさせるか。
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これについては、その家の教育方針をはっきりと定めることが一番大切なことだと思います。

たとえば、「家の子供たちは読み書きまでできればそれにこしたことはないけど・・べつに苦労をさせてまでやらなくても・・。」とお考えでしたらここから先はあまり役に立たないかもしれません。

なぜなら、第二言語の読み書きの習得は、親子ともども汗と涙流しながらの大変な作業だからです。おかあさんの固い決意なしにはありえないことだからです。


たとえ、海外赴任中にある程度英語の読み書きができるようになったとしてもおかあさんがいいかげんな気持ちでは帰国後にアッと言う間に忘れてしまいます。

ましてや、外国生まれの子どもに日本語の読み書きを教えるのは環境が環境だけにとても大変なことです。

家の子供たちの例でお話しますと、子供たちは2人ともアメリカ生まれです。まわりの環境が英語なので、わたしや主人は、決して英語では話し掛けないことにしています。そのかいあってか、二人とも日本語を話します。

ところが・・長男、現在2年生は、親の心構えがいま一つだったので補修校幼稚園に入園した時はひらがなをぜんぜん読めませんでした。

それからは、親子面談の時に先生から「最近は、幼稚園年長までにはひらがなを読めて当然です。

補修校の調査でも、入園時には90%以上の子供たちがひらがな50音を読めます。一年生までには、ひらがな、カタカナ、そして数字も100まで書けるようにして下さい。」と言われショックを受けました。


「わたしが小学校の時は、一年生からひらがなをやったのに・・。」とつぶやいてみても始まりません。それから、息子のひらがな特訓が始まりました。

もともと、椅子に座って書いたりするのが苦手の息子にはドリルなどやれるはずもなく、最初はビデオから入り、何度かビデオを見て慣れてきたら積み木やひらがなマットでゲームをしました。

たとえば「「さ」は、どれかな。」「「りんご」を作ってね。」などと言いながらマットの上を行ったり来たりしながら遊びました。

ある程度ひらがなを覚えたらカルタをしました。
カルタは補修校にあるものと同じものが家にもあって本人も喜んでやりました。この間、もちろんアメリカの学校でのアルファベットやホニックスも同時進行です。

ここまで、やってやっとひらがなが読めるようになったところで、もう一年生です。

さあ、本当の読み書きに突入!なんと息子の担任の先生は補修校でも宿題が多いので有名な先生だったのです。

ひらがなを書くのが初めての息子には補修校の宿題に時間がかかるかかる。

1ページに30分以上かかることもしばしば・・でも補修校の宿題は一週間でドリル類も入れると20ページほどもあります。

一年生なのに外で楽しそうに遊ぶ近所の子供たちを尻目に毎日二時間の勉強です。

親として遊びもさせてあげたい、けれど「今を乗り越えなければこの子は一生日本語の読み書きを覚えないかもしれない。」と思うと親子ともどもほんとに涙を流しながらの身を切るような作業を続けました。

そして、一年生の終わり頃にはひらがな50音と漢字八〇字もなんとかこなすことができました。

2年生では、一年の時の苦労が実ったのか宿題は、日曜日に頑張れば終わらせられるようにもなりました。現在、2年生の漢字160字と格闘中です。

今年から3年生、補修校は来週から始まります。

こんどは、下の娘も幼稚園、あのひらがなとABCずくめの毎日が始まります。

2002年4月



上の記事は、3年前に書いた海外でバイリンガル教育をしている方たち向けの物です。

一口に帰国子女と言っても上に上げているような苦労をしてバイリンガルになっているわけです。

もちろん、日本のご家庭では英語は中学になったら学校ではじまりますし何も小学校でむりやり身に着ける必要はないかもしれません。

中学校にはいってからでも熱心に勉強すればかなりできるようになると思います。

しかし、発音やネイテイブのような英語のセンスは中学からでは難しいかもしれません。

日本で小さいころから英語教育をはじめて帰国子女の子よりもすばらしい成果をあげていらっしゃる方もいます。

メルマがではこの辺見聞きした話を中心に書いてみたいと思います。

帰国子女や海外育ちのお子さんはせっかく身につけた英語のセンス無くさないよう最大限の努力が必要かと思います。

最近では、私の子供たちはすっかり日本語が上手になり海外育ちというよりは完全に帰国子女しています。

メルマガでは、管理人が子供たちとともに日本の学校で学力を伸ばし、英語を保持し、人として成長するべく奮闘している様子をお話したいと思います。

皆で励まし合い頑張りましょう!

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