AIで自然な翻訳を実現する驚異の「DeepL」
今朝のテレビ番組で、社長さんのオススメアプリを特集していました。番組名は「がっちりマンデー」です。(日曜なのに、なぜ)いろいろなアプリが紹介されていたのですが、その中に翻訳アプリもありました。僕は先日「翻訳の誤変換が面白い」という記事を書いたのですが、誤変換なしで自然な翻訳をしてくれるなら、それはそれで万々歳です。紹介されていたのは、「DeepL」というアプリです。▼DeepL翻訳:世界一高精度な翻訳ツール (公式サイト。サイト上で翻訳実行可能)スマホアプリですがPCでも使えます。AIが専門用語の訳などを世界中で学習しているので、驚くべき精度で自然な翻訳を実現しているのだそうです。これが、なんと無料!すごい時代です。DeepLは、無料でも5000文字までの翻訳が可能。月額750円払うと、文字数制限はなくなります。ただし、月額750円は年払いでの3分の1割引が適用された場合の金額。月払いだと月額1200円ですが、この翻訳精度なら有料翻訳ソフトに引けを取らないので、安いと思います。これがあればグローバルに英語翻訳をバンバンネットに載せて、自分のコンテンツを世界にアピールすることも夢じゃありません。あなたの世界戦略のお供に、ぜひどうぞ!ちなみに、今日の僕のこの記事を翻訳させると、こうなりました。今まで実行した翻訳サイトの中で一番実用的な自然な翻訳になりました。感動です!!下にあるスピーカーマークを押すと、発音もしてくれます。英語の発音を確かめる勉強にもなりますね!日本語の発音も、けっこう正確です。コピペによる翻訳のほかに、文書まるごと翻訳もあります。ファイルをドロップするだけの簡単操作。試しに、僕のPC内に眠っていた「立命館小学校研究会出張報告」の文書ファイルを翻訳してみました。ワードファイルに対応していますが昔のバージョンのdocファイルには未対応なので、PDFに変換してから翻訳しました。結果は、驚愕の見事な翻訳が、1~2分でできあがりました。「平成23年」は、「2011」と西暦に変換されていました。おお、素晴らしい。機械的な翻訳は融通が利かないのが短所ですが、こちらの翻訳はAIが融通を利かせてくれるのが本当にスゴイです。これがあれば翻訳を仕事にしている人が仕事を失うことにもなりかねないのでは・・・。ただ、英語への翻訳はレベルの高さを感じる一方、完璧というわけでもありません。というのも、日本語では主語を省略して書くことが多いので、英語にする時に主語を補わないといけません。このときに、さすがの「DeepL」も、本来「I」である主語を見抜けず、「You」としていたところがありました。(これは、しかたない。)また、「9:20~35」という「~」の使い方は、AIが見抜けなかったようで、なぜか「9:203500 a.m. to 5:00 p.m.」という謎変換がされてしまいました。ただ、翻訳サイトでこの部分だけをコピペして翻訳し直すと、正しく翻訳されました。文書まるごとの場合は、部分部分の意味の区切りを判断する時に間違う可能性があるのかな?そういうわけで、短所をあえてあげつらうなら、まだ人間による翻訳のほうが精度は高いと言えそうです。(^^;)とはいえ、AIの進化をまざまざと感じたアプリでした。AIはうまく使うと、時間とお金の節約に役立つので、こういう情報は知っておくといいですね! ▼【英語】英語の論説文を読む力をつける本&アプリ (2013/04/05の日記) ▼【英語】クリス岡崎DVD『30分で英語が話せる』 (2013/01/28の日記)