1月29日に、勤務校の2年生を対象に
「震災」の授業をするので、
今日1日はその教材研究・準備にあてていました。
授業準備にあたって多数の資料を提供していただいた
当時の芦屋市内の学校の校長先生にお話を伺い、
一緒に授業の流れの詳細検討をしていただきました。
その中で、数多くの知らなかったことも教えていただきました。
びっくりしたのは、
子どもたちの「疎開」について。
クラスの約半分の子どもたちが、よその学校に疎開。
家が大丈夫だった家庭では、
そのまま通学してくる子どもが多かったそうですが、
トイレやお風呂に困る状況。
あたたかいご飯は食べられず、
基本的には毎食、「パンと牛乳」。
それを知っている疎開した子どもたちは、
疎開先ではご飯やお風呂にそれほど困らないにもかかわらず、
ご飯をおかわりしなかった。
お風呂も1週間に1回しか入らなかった。
それほど、気持ちがつながっていたんだそうです。
当時、学校は避難所となっていて、
授業が再開になったといっても、別の学校の教室を借りての授業。
卒業式だけは、自分の学校でぜひおこないたい、という思いから、
6年生の担任の先生の呼びかけで、
ボランティアが集合。
体育館においてあった救援物資を動かし、スペースを作ったそうです。
僕は震災当時、現地にはいなかったので
当時の様子をこうやって生の声でお聴きできたのは、
本当に勉強になりました。
2年生向きの、60分の授業として教材研究を進めていますが、
情報を入れすぎると子どもたちの集中力が持たないので、
扱う内容を、今どんどん削っていっています。
一方で、今日のお話を受けて、
新しく追加したいお話もできました。
授業で直接扱わなくても、
僕の中でこういった情報を得て感じたり考えたりすることは
決して無駄にならないと思っています。
震災を語り継ぐ活動を今後も続けていくために、
大変有意義な1日となりました。
ブログ王ランキング