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きょういく ユースフル! ~ 私は触媒になりたい ~

2010年12月13日
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カテゴリ:特別支援教育

特別支援教育関係で、今まで勉強してきたことを
振り返っています。

その中の一つが、この本です。


教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)
 (LD・広汎性発達障害・ADHD

(森俊夫、ほんの森出版、2006、2100円)

今日は第4章。
PDDへの新しい取り組み-療育プログラムRDIへの誘い
についてです。

================================
『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)』読書メモ4
(p68~95「第4章」の途中まで。)

1.今まで「対人的相互反応における質的な障害」は
  どう扱われてきたか

・PDDへの対応

 ・行動療法応用行動分析が代表的)

 ・TEACCH:個別アセスメントに基づいた包括的教育プログラム

   ○空間や時間(スケジュール)をわかりやすく「構造化」

   ○コミュニケーションにおいて視覚的手がかりを多用する

   ○TEACCHの「精神」は、「自閉症の文化」を理解すること

    目標は、彼らがもっている能力を最大限に発揮して、
    彼らなりによりよく自律的な生活ができるようになること

 ・感覚統合

 ・薬物療法

 

2.RDI(対人関係発達指導法)の登場

 ・RDI:「PDDのある人たちも人間関係を楽しめるようになること」
      を最終目標にする
、ユニークな療育プログラム

 

3.対人的相互反応の発達を促進させるポイント

 1)非言語的コミュニケーションを発達させること

 2)人と一緒にいて何かをすることを「楽しい」と感じられるようになること

 3)周囲の人々の様子を観察・察知できるようになること

 4)「協調」を楽しめるようになること

 5)「変化」を楽しめるようになること

 6)「白か黒か」ではなく「灰色」の部分を認められるようになること

 7)相対評価/文脈的評価ができるようになること

・とにかく、人と一緒にいること、人と一緒に何かをすることを
 「楽しい」と感じてもらうこと

 その体験をたくさんつくってあげること

まずは一緒に「遊ぶ」こと

「笑い」が命。 「興奮」が命。

かなりこちらのテンションを上げてやらなくちゃならない。

 

4.<非言語的コミュニケーションを発達させること>

・コミュニケーションに占める非言語的コミュニケーションの果たす役割は、
 7割以上

・まずは非言語的コミュニケーションを鍛えることが大切

まずは非言語的メッセージを受け取る力を伸ばすこと

 →こちらは最大限に言語の使用を控える。言葉数を少なくする。

非言語的に、オーバーに伝える

 どれくらいかというと、おそらくそれは
 幼稚園の先生くらいに、あるいは赤ちゃんをあやすお母さんくらいに

・RDIだけやっていればよいというものではないし、
 RDIの方法論で他の領域をすべてカバーできるわけでもない。

 学習指導は学習指導で、きちんとやらならなくてはならない。
 だから「分けて考える」のです。

 RDIだけで「授業」はできません。
 RDIは基本的に「遊び」です。
 ただ、「授業」の中にもRDI的要素を取り入れることはできます。

 

5.<人と一緒にいて何かをすることを「楽しい」と
    感じられるようになること>

・ただ一緒に歩いたり、ユ~ラユ~ラしたり、
 跳んだりはねたり、倒れたり、道具を用いない遊びのほうがいい。

情動の共有 emotion sharing

 一緒に笑い合う。笑顔の交換。

 

6.公立中学校でのRDI的要素の実践

○まなざし:
 生徒を指名するとき、名前を呼ばずに「まなざし」を向ける。
 
あらかじめ「目で合図する」旨を伝えてから繰り返し行う。

○シーッ:
 入室する際に「シーッ」をしながら、抜き足差し足で入る。
 声を出したり、音を立てたりした生徒をオーバーアクションで指さし、
 さも大変なことが起こったように振る舞う。

 (他にも事例多数)

→生徒が「この人は次に何をするのだろう?」という表情になってくる。

・「笑い」の環境を常時提供し続ける。

・笑いをとるためには、まずはボケることだ。

 

7.略

8.<周囲の人々の動きを参照して、
    それに合わせられるようになること>

・「一緒にピョン」:
  2人で同時に、ちょっとした段差の上からピョンと飛び降りるだけのゲーム

  ・最後は、言葉を使わないで、非言語的手がかりだけで
   こちらと同時に飛び降りられるようにもっていく。

年少のお子さんなら、
・「一緒にバタン」:
  大きなクッションあるいはクッションの山に一緒に倒れこむというゲーム。
  倒れこんだら、子どもをコチョコチョとくすぐったりして、2人で大笑いする。

・「並んで歩くゲーム」:
  2人、横に並んで一緒に歩くだけ。
  2人で真横に並んで、ゴール地点までそのまま一緒に歩きましょう。
  上手にできたら、ゴール後に、2人で喜びあいましょう。

  最初は普通のペースで。
  → 足早あるいはゆっくり → 途中でペースを急に上げたり下げたり

★これはゲームです。楽しくやりましょう。

(第4章8の途中まで)
================================

「協調運動」のゲームの例示は、まだまだ続きます。
この後、「ボールを用いたゲーム」「ロープを用いたゲーム」が登場します。

でも、長くなったので今日はこの辺で。

 

非言語的コミュニケーションを意識的に使うって、
かなり大事だと思います。

そして、「情動の共有」ということ。

これらは、PDDへの取り組みである以前に、
「楽しく学校生活を送る」という、すべての子どもたちに保障すべき最低限のことを
提供する具体的プログラムのような気がします。

子どもも楽しくなるし、もちろん教師も楽しくなる。
「学力をつける」こととは別かもしれませんが、
大事なことです。

 

(^0^)いつも読んでくださって、感謝します!
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最終更新日  2010年12月13日 22時32分42秒
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