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きょういく ユースフル! ~ 私は触媒になりたい ~

2010年12月14日
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カテゴリ:特別支援教育


教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)
 (LD・広汎性発達障害・ADHD

(森俊夫、ほんの森出版、2006、2100円)

この本の読書メモ、今日が第5回です。

昨日の最後に紹介した、RDIのいくつかのゲーム

すっごくいいです!

「自閉症」のことについて、ちょっと勉強しただけだと、
人とのかかわりは無理なのかな、個別に別室で勉強したほうがいいのでは・・・
という理解もされやすいのですが、
なんのことはない、大勢のクラスメイトと楽しくやっていくことも十分可能です。

そのカギが、昨日の「ゲーム」に代表されるような
「単純な遊び」を、周りの人たちと楽しむ、その積み重ねにあると思っています。

特別支援学級に在籍していても、その生活のほとんどを「交流学級」(原学級)で
過ごしている子どもたちの場合、
「自閉症」または「自閉傾向」であっても、低学年から高学年になるにつれ、
周囲の友達や先生との「笑顔の交換」が増え、
本当に楽しく「人間関係」が結べています。

そういうすてきな実践が、全国のどこにでも広がるといいな、と思っています。

前置きが長くなりました。
今日はその続きです。

================================
『教師とスクールカウンセラーのためのやさしい精神医学(1)』読書メモ5
(p96~「第4章」の途中から。)

8.<周囲の人々の動きを参照して、
    それに合わせられるようになること>の続き

以下、「ボールを用いたゲーム」の例

・「ドッジボール」:
  スポンジボールビニールボールを使用。
  当たっても痛くない。子どもに恐怖感を与えない。

  まずはこちらが子どもに向かって何回か(柔らかく)投げる。
  子どもは当たらないように逃げる。

  次に攻守交替。

  何度か繰り返し、やり方がわかってきたら、
  次に こちらが投げるときに、フェイントを使い始めましょう。

  こういう表情や仕草の時は投げる、
  こういう場合は投げないとか、
  何か非言語的な合図を事前に子どもに送っておいて投げる

  → 子どもがそれを察知して、上手に逃げられるようになればしめたもの!

・「ツー・ボール・トス」:
  1つずつボールを持って、
  それを「せえの」で同時に相手にトスする

・より高度なボールゲーム(バスケットやサッカー):
  RDI的には、その主眼は「パス」の上達にある。
  相手が受け取りやすいように上手にパスを出していく練習

★楽しく盛り上がってやることです。

以下、ロープを用いたゲーム

・「シーソー綱引き」:
  片方が引っ張ったら片方は緩め、
  今度はさっき緩めたほうが引っ張り、片方が緩める。
  これを繰り返す。

  =ロープがゆーらゆーら往復しているような感じ

  できるようになったら、今度はロープ(あるいは棒)を2本にし、
  右と左に1本ずつ持ち合う形で、
  左右交互に引き合ってみるのもいい。

・「大縄跳び」:
  まずは大縄を2人で上手に回せるようになる練習

★こちらが子どもに合わせてあげてはいけない!

 こちらが合わせてばかりいると、
 子ども自身の「協調」能力はいつまでたっても伸びてはいきません。

 子どもがこちらに合わせられるようにならなければいけないのです!

・子どもたち同士でペアを組ませるならば、
 どちらがどちらに合わせるのか、
 その役割を明確にしておいてあげることが大切。

★これらの活動は、活動を成功させることが主眼なのではなく、
 活動を人と一緒にすることが楽しくて、
 その楽しさを人と共有できるようになることが主眼

 

9.略

(p99まで)
================================

「こちらが子どもに合わせてあげてはいけない」という一言、
ドキッとします。

でも、確かに、いろいろと配慮して相手に合わせてあげる時期よりも、
それを過ぎてお互いに慣れ、こちらのペースに相手を合わせさせようとする(?)時期のほうが、子どもの成長はいちじるしかった気がします。

 

「協調運動」のゲームの例示を見ると、
サッカーなどのボールゲームも「人と合わせる」要素が非常に強いことに気づきます。

引用したこの本の例示以外でも、
・ペアトーク ・合唱 ・合奏
なども、「相手」がいるからこそ楽しい。
「相手」なしでは成立しえない活動です。

特に僕の場合、音楽や演劇が大好き。

もともと人とかかわるのは苦手なほうなのですが、
大学の時に演劇をやったり、音楽をやったりして
「人と一緒に活動することの楽しさ」がわかってからは、
積極的にそういった活動を楽しむようになりました。

結果的に、人とかかわることについての能力も、伸びていったように思います。

特に、とっかかりとして「演劇」というのはかなりいいと思います。

この本の中でも「PDDのある方でも演劇は結構できたりする」(p101)
と書かれていますが、「演劇」は、シナリオや状況が決まっていて、
事前に予習ができるので、やりやすいのです。

そして、結果としての「人と共にある楽しさ」は、しっかりと享受することができます。

小学校でも、「道徳」の時間にロールプレイをしたりします。
そういうところから、対人関係能力を伸ばしていくことは大いに期待できます。

 

次回は、やっぱりこの章の続きで、
<変化を楽しめるようになること>
のところをとりあげます。

PDDの方は、決まりきったことにこだわりがあり、
レールをはずれることを嫌います。

でも、「変化を楽しめる」からこそ人生は面白い、という側面にも気づいてもらいたい!

そこで、どんな取り組みがあるかを、具体的に紹介したいと思います。

面白いですよ。大笑い

 

(^0^)いつも読んでくださって、感謝します!
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最終更新日  2010年12月14日 21時20分30秒
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