テーマ:特別支援教育について(353)
カテゴリ:特別支援教育
先日、次のようなご相談をブログへのコメントとしていただきました。 ============================= 情景を思い浮かべただけで胸が痛いです。 的を得たアドバイスをすることはできないと思いますが、 ●とことんつきあう 自傷行為が出てしまったら、それを止めることをまず考えますが、 気持ちがおさまっていないのに、 まずは、本人や周りの子にけがをさせるわけにはいきませんから 何もできなくても、せめて気持ちに寄り添いたい、 こういう時間は忘れられませんね。 ●原因の分析 「問題行動」と呼ばれる行動には 問題解決のために、その原因をつきとめようと 専門家の先生にも相談し、 「記録」の形式としては、 (「機能分析」や「応用行動分析」という言葉で検索すると 「問題」の対応に追われているときなど、 応用行動分析の考え方では、 すべてのかかわりの中では、 逆に、代替行動や、その場面でしてほしいことが、 ●「よい行動」を増やし、「悪い行動」をへらす 具体的には、見通しをもつことが苦手な子には、 「みんなと同じ」を一律に強制するのはナンセンスです。 「学校だから、教室内だから許されない」という考えは、 完全にダメ、という考えではなく、 前述の、課題ができたらカードを貼りに行く、 ●「ごほうび」はやがていらなくなった 前述のように、 ところが、あるころから、課題をやり終えても、 これは、その子にとって、教室が居心地のいい場所であることのあかしだな、 教室が居心地のいい場所であれば、そこを離れる必要はなくなります。 周りの子や先生たちのかかわりがとてもやさしいものであれば、 本当に必要なのは、そういった環境なのだ、と
最近読んでいる本ですが、
この本の50ページに また、78ページには 著者の阿部利彦先生は、「その子」よりも「まわり」と 僕は気づくのが遅かったですが、 ご参考までにご一読を。 全ての教育現場から、自傷行為をはじめ、
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日記に取り上げてくださり感謝しております。
その子は1年生から4年生まで担任がすべて変わりました。 そのうち1年生、3年生の時の担任は、クラスを崩壊にしてしまった先生だし、その時の先生がOKのことが3年生の担任には叱られることに変わり、叱られたことにパニックを起こしクラスに入れないなどを繰り返していました。 そして、今年度は新任の担任。 やはり、体育をやらず遊んでいて叱られた事が原因で、 ずっと頬をたたいていました。 どうして?と聞くと自分はいけない子だからといいます。 ママが迎えに来ると、豹変し、 「迎えが遅い」と暴れて・・・ クラスの子たちもその子の事には、あたらずさわらずでした。こんな毎日では何もかわらないと思っていた矢先のことでびっくりです。 まず気持によりそうこと、環境を変えてやることですね。 この2つを考えながら接してみたいと思います。 アドバイスありがとうございました。 (2011年05月05日 00時41分40秒)
はあもにいさん、コメントありがとうございます。
担任の先生が変わられたときに、その子への対応も変わってしまったのは大変残念ですね。一概には言えませんが、周囲のその子への対応が人によって変わったり時期によって変わったりすることで、その子も心や行動が安定しない、ということはあるかと思います。 学校では「勉強」などのやること以前に、心の安心、安全をこそ図っていきたいです。現状を変えるということは難しいかもしれませんが、「こうあってほしい」という願いを他の方と共有しながら、本人の安心・安全を第一に取り組んでみてはと思います。心から、応援申し上げます。 (2011年05月05日 07時13分58秒)
彼にとっては普通でも私にとっては
どうしてこんなにいろんな毎日になるんだろう??です。 今日はなんと算数の時間に教科書を出しノートを出し 授業をやっていました。 その後の体育は全くやらず校庭に座って絵を書いていました。どうして算数できたの?って聞いたら「パパが僕が算数できないとくびになちゃうから」????? その言葉を私は理解できなかったけど、パパとのルールなのか・・理由はともかく普通のことができた事がびっくりですが、少しずつなんでしょうね? (2011年05月06日 18時06分35秒)
はあもにいさん、こんにちは。
連休中の飛び石平日、家庭での出来事が学校でも色濃く出てきますね。お父さんとの約束で「算数」をやってみる気になって、とにかくめでたいです。(^0^) その子独特のルールがわかってくるには時間がかかるかもしれませんが、わかってくると、これがなかなかおもしろいです。僕も子どもとのつき合いの中で非常に見方・価値観の幅を広げさせてもらいました。人は誰しも自分なりのルールを持っているものですね。 (2011年05月06日 21時34分49秒) |
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