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きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2012年07月15日
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カテゴリ:特別支援教育

 
輝きMAX!すべての子どもが伸びる特別支援教育
 LD・ADHD・アスペルガー症候群から、いじめ・不登校・非行まで』
(品川裕香
、金子書房、2007、1300円)

この本を読んでからだいぶ経ちました。

しかし、この本に書かれていることは
忘れてはいけない!という思いから、
ここに読書メモを残させていただきます。

特別支援教育関係書籍の中では
かなりのおススメの本です。

私が今まで犯してきた失敗に似た事例が多く、
反省点を思い出します。
一方で、子どもたちの生の声や実際の場面エピソードが多数収録されており、
めざしていきたい方向性や実現したい場面・状況を明確にすることができます。

未読の方は、ぜひお読みください。

===============================
『輝きMAX!すべての子どもが伸びる特別支援教育』
読書メモ ロゴ
(最初~p104より。
 ・以降の太字部分は、本の内容。
 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)

・「本当の友だちが欲しい」という、子どもの声

しょんぼり大人も含めて、みんながこれを願っているのではないでしょうか。

   極端な話、「勉強」ができなくたって、
   すてきな友達にたくさんめぐまれれば、
   すてきな楽しい人生が送れる可能性は十分にあります。

   「学校は勉強するところだ」とよく言いますが、
   世の中には、「勉強」以上に大事なことがある。
   そういうこともひっくるめて、
   広く、いろんな子と、いろんなことを学ぶ場所、
   それが「学校」というところです。 よね?(^^) 

・「友だちなんていなくたっていい、
  友だちを作らせることより理解者を捜したほうがいい」
 という言葉は、一見子どもの視点に立っているようで、
 実は専門家や教師、保護者の視点でしかない。

学童期は 集団を学ぶ大事な時期

 

「本当はどうしたらいいかわからないから 教えてほしい。
 でも、それを人に言いたくないし、
 知られて特別扱いもされたくない。
 それに、友だちには絶対に知られたくない」

 という 子どもの声。

 

・吉田先生がアユをかばえばかばうほど、
 クラスの子どもたちは反発

・”当事者にとって効果的な支援”だけに焦点を絞り、
 ”すべての子がメリットを受けられるような、
  集団の中での支援”をしていなかったがために、
 吉田先生が陥ったような”失敗”が、
 日本のあちこちで繰り返されている。

 

集団ができていなければ、特別支援教育は成功しない。

「一人ひとりの支援を行う前に、
 まずはクラスという環境の調整を行おう」

・佐野先生は、カズヤに「自分はなにがしんどいと思うか」
 「その理由はどこにあって、どうすればいいと思っているのか」
 の2点について聞くことから始めた。

 そのために使ったのが クラス全員との「交換日記」
 でも一番の目的は カズヤの気持ちを知ることだった

・教室の後ろの窓際に、外に向けて机と椅子を置き、
 ”クールダウンする場所”と決めた。

 カズヤだけでなくクラスの誰もが、
 授業中でも気持ちが高ぶったりつらくなったりしたら、
 そこに座って外を見て気持ちを落ち着けるようにしよう
 というルールを作った。

・1学期=統制アプローチ期
 2学期=参加アプローチ期
 3学期=委任・自治アプローチ期 という捉え方

 (クラス行事の「お楽しみ会」を)
 ・1学期は 教師が主導権を握って子どもたちを指導し、
  いくつか案を出して子どもたちに選ばせる。
 ・2学期は 子どもたちにいくつか案を出させて
  子どもたち自身が話し合って決める。
 ・3学期は 全て子どもたちだけでやらせる。

・こちらが目的を明確にし、
 それをちゃんと伝えて理解させる。
 その小さな積み重ねで成長する。

・<フローチャートを利用したコンフリクト・レゾリューション>

 ケンカ等があったとき、
 一つひとつの言動をフローチャートに起こすことで、
 事態を視覚化させて原因を明確化し、
 どこで誰が何をすればよかったのか
 子どもたちに考えさせる。

 →〇自分たちでフローチャートを書いて解決できるまでに成長した。

 ウィンクWebで関連する情報を探してみたら、
    以下のようなブログに行き着きました。
    視覚的情報化をするということがよくわかりましたので
    リンクさせていただきます。
    http://mathkid.exblog.jp/17451050/

集団が安心できる場所でないと
 指導効果も望めない。

・一人ひとりの自己理解と集団理解を深める

・”私を知ろう”という授業
 ("ALL ABOUT ME":アメリカでは幼稚園レベルで行われる。)

 何が得意で何が苦手か、
 何が好きで何が嫌いか、
 創造の広がりを木のような形で書き表していく。

 最初は本人が書き、次に友だちに書いてもらうというやり方をして
 木の枝を大きくさせていく。

大笑い「私を知る」というのも大事ですが、
  自分だけで書くのではなく友だちも書くというのが
  とてもいいと思いました。
  これって、いろんな場面で応用が利きますね。

  僕が学級担任をしていた時、
  「いいところみつけ」の紙を
  クラス全員が全員に対して書いていくように
  紙を回していく、というのをやっていました。
  でも、年に1回の取組だったので、
  同じようにみんなが1人の子に寄せ書きのように書きあうという取組を
  もっとやってみてもいいかな、と思います。

・土台となる集団ができていないところに、
 「あの子は生まれつき○○が苦手だからみんな理解してあげよう」
 という指導を行うと、
 当該児童はクラス集団の中から ほぼ確実に「排除」されていく。

 ・無視や陰口など具体的ないじめという形で現れることもある。

 ・同情と哀れみをもって扱われるという、
  本人にしてみれば愚弄されたように感じる形で現れることもある。

しょんぼりどうしても覚えておきたい、重要な警告だと思います。

・セルフモニタリング

・子どもの声
 「僕は心がバラバラに散っていて、行動も心とは違うんや。
  だから気持ちはストレートを投げてるのに、
  行動は変化球やねん」

 

・テストや宿題、授業中にできる具体的な支援

 ・文字や行間が大きいバージョンと
  通常のバージョンのテスト用紙を2種類作り、
  子どもに選ばせる

 ・(クラス集団ができあがっている場合は・・・)
  計算力のテスト以外は、計算機の利用を許可する。

 ・宿題のプリント等は、最初から基本コース(ヒントあり)、
  応用コース(ヒント少しあり)、受験コース(ヒントなし)など
  数パターン作り、子どもに選ばせる

 ▽ノートの取り方

 ・イラストによるメモのほうが理解できる場合は
  絵(漫画)を描かせる

 ・授業内容をテープレコーダーやICレコーダーを使って
  録音する

 ・黒板をデジカメで撮影する

 ・教師が授業内容をウェブにアップし、
  ダウンロードできるようにする。

 ・友だちのノートを借りてもいいようにする。

 ・DAISYを利用する

(p104まで。
 第2章「特別支援教育における集団指導のコツ」の終わりまで)
===============================

続きは、また次回。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

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最終更新日  2012年07月15日 10時54分06秒
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