テーマ:自己成長(442)
カテゴリ:人間関係・コミュニケーション
鎌田實(みのる)さんの本が好きで、よく読みます。 比較的最近読んだのが、『1%の力』です。 「1%でいいんだ」というのが、 みんな自分がかわいいから、 だから、誰かのために使うのは「1%」でいい。 それなら、僕にもできそうだ、と思いました。(笑)
「まえがき」(p3)には、こうあります。 「1%には人生を変える力がある」 力強くそう宣言されることで、1%の力が、大きく思えてきます。 大変、勇気づけられました。
この本の中に、阪神淡路大震災で1歳半の子どもをなくしたお母さんの話が出てきます。 「何で死んでしまったんだろう。何でしょうくんだったんだろう。何で私じゃなかったんだろう。風になりたいな。そしたらどこかでしょうくんに会えるかな」(p62より) どれだけ年月が経っても、癒えない傷を抱えた人たちがいます。 そんな方たちのことを知り、「1%でも、何かできることをしよう」と思えること。 苦しい時こそ、ほかの苦しい人たちのことを、考えよう。 =============================== p22 ・人生は、半分は錯覚と誤解 ・自分は運がいい、と思い込むこと p111 ・どれだけいい錯覚や誤解を与えてあげるか 線を引いたところだけ読み返していて、同じことが書いてあるところを見つけました。 「錯覚と誤解」の使い方について。 22ページでは自分によい錯覚や誤解を与えることが提言してあり、111ページでは、他人によい錯覚や誤解を与えることが書いてありました。 「錯覚」や「誤解」って、マイナスにとられることが多い言葉ですけど、いいほうに使うと、便利な言葉なのかもしれません。 鎌田さんって、マイナスをプラスにリフレーミングする(とらえなおす)ことが得意な方だと思います。 そういう方の本を読むと、読者も、マイナスをプラスに感じられるようになっていきます。 1%だけ。(^^)
p102 ・苦しい時ほど、悲しい時ほど、自分のことを横に置いて、丸ごと人のために尽くしてみてください。 ここでは1%といわず、「丸ごと」と書いています。全体の1%ぐらいは、まるごと尽くす。1%にかけては全力、こういうことも、大事です。まるごと他人に尽くすと、必然的に、自分のことで悩むのは、0%になりますよね。
p157 ・けしからん行為を真に受けないこと ・けしからぬ行為はいなして ユーモアで切り返してあげる ・まじめすぎないこと ・1%でいいから、いつでも心の中に余裕を持つ このあたりの記述は、自分が自分らしくあるために、他の人とうまくかかわるために、とても効果的な技法が書いてあります。これも心理学でいう「リフレーミング」に通じます。この本以外のところで知ったほかの方の体験談とかぶって「あ~、僕にとって、今、これが、大事だなあ」と痛切に感じたところです。
============================== いつも見に来てくださってありがとうございます。このブログが1%だけでも、皆さんのお役にたてれば、幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月01日 21時57分04秒
コメント(0) | コメントを書く
[人間関係・コミュニケーション] カテゴリの最新記事
|
|