うちの子2人は、ヤマハに通わせています。
ちょうど来週の僕の誕生日に、発表会があります。
発表会があるからというので、いつもは練習をサボり気味なのに、このところ毎日練習している娘であります。
ヤマハ音楽教室の評判は大変良く、次のような書籍も出ています。
『音楽は心と脳を育てていた ヤマハ音楽教室の謎に迫る』
(吉井妙子、日経BP社、2015、1300円)
僕は自分が関わりをもったところが本で紹介されていれば、基本的に買って読むタイプですので、この本も買って、読んでみました。けっこう、勉強になりました。
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『音楽は心と脳を育てていた』
・子供たちの視線を常に自分から逸らさせないように大きく目を見開き、頬骨を上げ、口を広げ、それこそ全身を使って子供に語りかける。そのパフォーマンスは舞台女優並みだ。(p17)
・「自分が体全体を使って音楽を楽しんでいるというパフォーマンスを見せないと、子供は楽しんでくれない」(p117(ヤマハ新人講師研修で新人講師にかけられた指導の言葉))
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ジャーナリスト吉井さんの取材によって出来上がった本書は、特に親子同伴で行われる幼児向けのグループレッスンの意義やその講師の教え方にスポットが当てられています。
上で紹介したような、子どもたちをひきつける教師としてのワザや心構えも紹介されており、子どもたちにかかわる職業であれば、参考になるところがあるのでは、と思います。
個別レッスンとは違い、子どもたちを集団として音楽の世界に遊ばせるうちに、集団としての一体感や音楽に身をゆだねる気持ちよさを体感させる手法は、「音楽療法」の世界に近いものも感じます。
ヤマハ幼児教室のCDを初めて聴いたとき、そのクオリティの高さに圧倒されました。
演奏はロンドンフィルです。世界の超一流オーケストラ。
作曲は、若松正司さんら、その道の大ベテラン。
若松正司さんの「だいすき!」は、僕のお気に入りの曲になりました。(^^)
ヤマハが子ども向けに用意した音源や講師、カリキュラムなどのすべてに、おそろしいエネルギーが山ほどつぎ込まれていることが感じられたものです。
僕は、学校での通常の授業にも、音楽のような要素が取り入れられないか、と常々考えています。
「音楽のような授業」にあこがれ、音楽療法の本も、「こんなやり方があるのか!」と感動しながら読んでいます。
過去に、マンガの中に紹介されていた「ミュージカルのような授業」に感動して、ブログを書いたことも。
▼「ミュージカルのような授業」 ~マンガ家矢口高雄さんの体験より
(2014/3/29の日記)
いろいろな分野のプロフェッショナルなとりくみに刺激を受け、自分の実践に生かしていければ、と思っています。