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きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2017年08月07日
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カテゴリ:特別支援教育

コミックエッセイが大好きで、よく読んでいます。

著者の実体験に基づいた話がマンガで読めるのが、コミックエッセイ(エッセイ漫画とも)。
視覚的にも分かりやすく、著者の体験を同じ視点で追体験することができるので、「経験」として好んで読んでいます。
旅行記や子育てルポがコミックエッセイの中では多いですね。
「教育」との相性も大変いいと思っています。

さて、そんなコミックエッセイの中でも、今回読んだ本は大変よかったです。

説明びっしりではなく絵が大きめのマンガは大変読みやすい。
なおかつ、ディスレクシア(発達性読み書き障害)の子どもを理解するためにも役に立つ!
教育に携わる人なら一粒で二度おいしい本となっております。大笑い


うちの子は字が書けない 発達性読み書き障害の息子がいます』

(千葉リョウコ/宇野彰(監修)、ポプラ社、2017/7、税別1200円


発達性読み書き障害の息子について、母親がマンガ化したもの。
取材に基づいてマンガ化したものではなく、プロのマンガ家が、実の息子のことを描かれています。

小学校・中学校・高校とそれぞれの時期のエピソードをマンガ化しているので、身近なディスレクシアの子供が大人になるまでを想像しながら読めます。
読むのは全く負担にならず、マンガ部分はすぐに読み終えてしまい、もっと読みたくなります。

この本の帯にはこう書かれています。
読み書き障害の子どもは「40人学級に3人の確率でいるのに、親も先生もとても気づきにくい障害」と。
ほとんど世の中に知られていないだけに、この本の意義は大変大きなものがあると思います。
広くいろいろな人に読んでもらえることを、切に願います。

僕は通級を担当していますので、実際に読み書きに困難を抱える子どもを相当数担当しています。
もちろん基本的なことは知っていましたが、この本を読んで、「そういえば、確かに」と思えることがあったので、大変勉強になりました。
それは、カタカナを覚えることの重要性についてです。

この本の中で、漢字を覚えるベースとしてまずカタカナを覚えるということが書いてありました。
カタカナを覚える重要性についてはそんなに認識していませんでしたが、「なるほど」と思いましたので、さっそく2学期からの通級指導に取り入れようと思っています。

こういった本で情報をいただけると、「通級の時間を使って、カタカナもしっかりと指導していきたいな。子どもたちのプライドを傷つけずに指導するには、聞き書きテストの形式を装って、あれをあれして、これをこれして・・・」といろいろと実際に生かすアイデアが浮かんできます。(^^)

この本の内容の試し読み、というか、もともとはWebで連載されていたマンガだったようで、そちらのページで実際のマンガを今でも見ることができます。
興味を持った方は、ぜひアクセスしてみてください。

うちの子は字が書けない ~発達性読み書き障害の息子がいます 千葉リョウコ(WEB Asta)
うちの子は字が書けない ~発達性読み書き障害の息子がいます
 ↑2017/8/7現在、第3話までが公開されています。
  本では第12話まで収録されていますので、連載第3回までが試し読みとして残されている、といった感じでしょうか。





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最終更新日  2017年08月07日 21時07分33秒
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