テーマ:特別支援教育について(353)
カテゴリ:読む・音読・朗読
僕が担当させてもらっている通級指導教室では、読み書きが苦手な子どもたちを何人も指導しています。
読みが苦手な子どもたちの場合、今の学年で新しく習う国語教材をいきなり読ませるのはハードルが高い場合もあります。 僕の場合、新しい物語教材との最初の出会いは、まず僕が読むか、音声読み上げ機能を使って、本人は「聴く」ことから始めます。 Aくんの場合、その時点で「長いなあ」と言って、知ったその時点から嫌気がさしていました。 2度目の通級では、本人が読むための文章を、「これぐらいなら読める」という抜粋版で用意しておきました。抜粋は、物語の一番のクライマックスの部分です。セリフが多いこともあり、余白がわりとあり、見た感じでも、そんなに文字が多いように感じません。 物語文の読みの前に、さらに導入で用意していたのは、「阪神大勝」の新聞記事。 阪神タイガースが大好きなその子のために、これまでも阪神が勝った翌日の新聞記事は、一緒に読むことをやっていました。一緒に読む、というか、本人が勝手に読み出して、分からない漢字の読みだけ、僕に質問してきます。 読むことが苦手な子どもだからこそ、 本人が読みたいもの、読めるとうれしいものを用意しておきたい、と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月22日 08時31分06秒
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