カテゴリ:たのしいべんきょう
かなり以前にNHKの教育テレビで、実際の授業の録画を放送していたことがありました。
それらの録画は、パソコン上で音声ファイルにしてあります。 昨日、超久しぶりに、通勤のクルマの中でそれらを聴いてみました。 そして、「授業がうまい先生というのは、ある共通の特徴を持っている」ということに気付きました。 どの先生も、みんな、子どもと同じ目線で、子どもたちと話をされているのです。 「授業がうまい」というのは、教える中身、コンテンツのことでは、決してありません。 先生が子どもに対する時の、空気というか、考え方というか、態度というか、それらがすべて、子どもと同じところに立っているのです。 録音だけを聴くと、声の調子が、子どもたちと楽しくお話をしている雰囲気に満ちあふれています。 上の者が下の者に教える、という類いの印象は、全くありません。 子どもたちに向けて話される言葉の中には、「い~い?」などの、子どもたちに確認をする言葉が大変多いです。 先生だけが勝手にしゃべって、子どもたちを置き去りにすることは、ありません。 子どもたちの意見を聞いたり、今の話題についてきているか確認したり、常に「子どもたちと共に」ということを意識されていることが分かります。 10年ぶりくらいに、「名人の授業」の音声を聞いて、そんな発見をしました。 自分もこうありたい、という思いを持ちました。 教材研究も子ども目線でするから、子どもたちが食いついてくる面白い授業になります。 教師が教師役ではなく、子ども役をするから、先生と関わることが子ども同士で学ぶことと同じになっています。教師と子どもの学びが、子ども同士の学び合いに、もろにつながっています。連続した一直線上の学びになっています。 授業の名人であろうとするなら、教師は子どもにならねばなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月11日 09時52分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[たのしいべんきょう] カテゴリの最新記事
|
|