テーマ:教員としての修行(121)
カテゴリ:生活をよくする
学校というのはいろいろと課題を話し合うところです。
生活面の課題としてよく挙がってくるのが、「あいさつをしない」というもの。 「自分からは挨拶をしない」というものから、「挨拶をされても無視をして行ってしまう」「学校の先生にはするけど、地域の人にはしない」など、様々な課題が意見として出されます。 僕は登校時、朝の立ち番をわりとしています。 僕の場合、まず自分から大きな声で元気よくはっきりと、相手の目を見て挨拶するようにしています。 多分に教育的意図があるのであって、大人同士の場合はそこまで相手に期待するような目で見ないのですが、子どもたちが相手の時だけ、期待するような目で見ます。(^^;) そして、相手の目を見て3秒、、、 目が合った子どもは、ほぼ全員、挨拶を返してくれます。 ただし、目をそらしたり、最初からこっちを見ない子どもの場合は、挨拶は返ってきません。 挨拶をしないからといって、特段怒りもしませんし、注意もしません。 小林正観さんの本に講演DVDがついているものがあります。 その講演DVDをこのあいだ妻と一緒に観たのですが、その中にこんな話がありました。 『人生が全部うまくいく「ありがとう」の不思議な力』 (小林 正観、三笠書房、2019,税別1500円) 「アルファ波が出る条件」についてです。 「『そうならなくてもぜんぜん構わないけど、そうなってくれたら うれしい・楽しい・幸せ』と思うと、脳細胞から出る脳波はアルファ波になります。」 (講演DVDと同内容を収録した本書のページではp50にあたります。) 挨拶というのは大切なことだと思っています。 この間、受け持ちの通学班の子どもたちにも、 「挨拶をされると、うれしい。挨拶をせずに無視して行ってしまうと、かなしい」 といった話をしました。 それ以降、受け持ちの通学班の子どもたちは、かなり自分から挨拶するようになりました。 ただ、これは絶対に強制するようなものではない。 「言われてする挨拶」というのは、これは気持ちよくありません。 挨拶はしてほしいのだけれど、無理に絶対しなさいというわけでもない。 僕は挨拶は大切だと思うのだけれど、という気持ちを伝えて、後は任せる。 「そうならなくてもぜんぜん構わないけど、そうなってくれたら うれしい・楽しい・幸せ」 目を見て3秒、、、 その間に、ニコニコしながら、思いだけ、相手に届けます。 他の先生のお話では、ずっと挨拶をしなかった子でも、大人が続けていると、ある時から突然挨拶を返すようになる子もいるのだとか。 こだわるのだけれど、こだわらず。 気長に行きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月07日 07時03分40秒
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