テーマ:教員としての修行(121)
カテゴリ:心理・カウンセリング・セラピー
昨年は、教員免許更新講習をeラーニングで受けました。
そのこと自体は、このブログにも何度も書いてきました。(▼過去記事参照) その講習の1つに、あかはなそえじ先生(副島 賢和先生)の講習がありました。 副島先生は、院内学級の「赤鼻の」先生です。 この講習を契機に、ホスピタルクラウンに興味を持ち、関連書を取り寄せて読んでいきました。 以下が、昨年僕が読んだホスピタルクラウン3部作(?)です。 それぞれ別の方が著者ですが、どの著者も病院でホスピタルクラウンをされています。 (1)『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ ―ぼくが院内学級の教師として学んだこと』 『あかはなそえじ先生のひとりじゃないよ ぼくが院内学級の教師として学んだこと』 (教育ジャーナル選書、副島賢和、学研プラス、2015、1400円) (2)『ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師』 『ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師 』 (Sanctuary book、大棟耕介、2007、1400円) (3)『パッチ・アダムスと夢の病院』 『パッチ・アダムスと夢の病院—患者のための真実の医療を探し求めて』 (絶版?リンク先は古本) 副島先生のご本を読み始めたのが、5月でしたが、 最後のパッチ・アダムスさんの文庫本を読み終えたのは、もう12月に入っていたと思います。 この日記のタイトルにつけた「笑顔と自尊感情を取り戻す」は、副島 賢和先生の本の表紙から引用させてもらいました。 上の写真では小さくて見にくいと思いますが、表紙の右下、マルの中に「心に傷を抱えた子どもたちに 笑顔と自尊感情を取り戻すために」と書かれています。 僕もこれに近いことを心がけて今までいろいろとやってきました。 この表紙のコンセプトに、すごくすごく共感しました。 (1)『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ』からは、たくさんのことを学びましたが、1つだけ、僕が今まで思っていたことと違うことを書かれているところがありました。 僕は今まで、教育活動のすべてを、子どもたちを中心において考えてきました。 すべては子どもたちのために。 しかし、この本で副島先生は、全く別の表現を使われていました。 「真ん中に置くのはこどもたちではありません。」 「彼ら彼女らもチームの一員です。」 「真ん中に置くのは子どもたちが抱えている『困難』や『課題』ではないでしょうか」 (p139より) ズガーン、ときました。 そうです、そのとおりです。 子どもたちが対象になってしまうのではなく、子どもたちの困難や課題こそ、一緒に立ち向かっていくべき対象とする。 チームで取り組む教育を考えていくとき、とても大事にしていきたい考え方だと思いました。 (2)と(3)の本については、明日・明後日の投稿でもう少し書きたいと思います。 今年は土日にはさまれたお正月のため、お休みが長い人も多いのではないでしょうか。 長いお休みの間に、こういった本の読書は、いかがですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月03日 11時10分00秒
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