カテゴリ:人間関係・コミュニケーション
昨日の日記に書いた自選「ホスピタルクラウン3部作」の2冊目。
『ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師』 『ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師 』 (Sanctuary book、大棟耕介、2007、1400円) この本からは、自分を下げる勇気をいただきました。 自分を下げると、すなわち、相手を上げることになります。 僕は昔から「よく思われたい」という気持ちが強い。 だからこそ、あえて馬鹿なことをやるとか、自分が下に見られることを嫌っていました。 しかし、本書の著者の大棟耕介(おおむねこうすけ)さん=クラウンKさんは、自分から馬鹿なことをどんどんやります。 クラウンKさんは、こう書かれています。 ==================== ・病室をたずねるときは、なんでも子どもに教えてもらうようにしている。 そうやって優位な立場にしてあげると 子どもはみるみる目を輝かせてくれる。 (p24より) ==================== ==================== ・ぼくたち道化師にとって、芸はお客さんと近づくための手段でしかない。 3つのボールを使っていたら、たとえばわざとボールを1つ落とし、お客さんに拾ってもらう。 (p65より) ==================== ==================== ・お母さんだって、友だちだって、仕事の相手だって、主役にしてあげればみんな笑ってくれる。 (p187り) ==================== 僕はみんなに好かれたいと思っています。 みんなが笑顔になれればいいなあ、と思っています。 自分がよく見られることと、みんなが笑顔になることを秤にかければ、みんなが笑顔になるほうが重いよなあ、と考えました。 少しずつですが、馬鹿なことができるようになっています。 2020年、今年は去年よりも、馬鹿なことをやろう。 そう、思います。 本書の表紙のメッセージが、本書を集約しています。 「よく、子どもたちにしかられます。 よく、子どもたちに笑われます。 それが僕の仕事です。」 たとえ注意・叱責をしなければいけないような子どもたちに出会ったときでも、 ホスピタルクラウンの精神で、彼ら・彼女らから笑われるようなアプローチをとりたい、 と思う、2020年の年頭です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月04日 19時00分08秒
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