カテゴリ:本の紹介
税所篤快(さいしょあつよし)さんの本を読みました。
以前読んだ『「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう』、ほんの少し前に読んだ『前へ!前へ!前へ!』に続き、3冊目。 とにかく行動力のある方で、ありすぎるくらいです。 非常に、刺激を受けました。 『突破力と無力 挑戦し続ければ世界はきっと変わる! 』 (税所篤快、日経BP社、2014、1500円) スピード感を持って出版されており、ライブ感満載。 どきどき、ヒヤヒヤ感が、たまらない。(笑) ある重要な場面でのパネルディスカッション。 東京大学の鈴木寛教授が税所さんの行動力についてふれたところを、少し引用します。 ==================== ・そういう存在が必要なんです。そこから揺らぎが出てくる。 こぼれ球でいいんです。 ・こぼれ球を拾って、つないで、つないで・・・・・・そんなに、きれいになんていかないんですよ。 (p67:鈴木寛教授の言葉) ==================== 行動力のある人が道を切り開く状況をサッカーにたとえて、非常に端的に伝えられています。 たしかに、1回で決められなくても、こぼれ球になることで、チャンスが生まれます。 ちなみにパネルディスカッションでの各出席者の台詞、どれも歯に衣着せない言い方でとても面白いです。 税所さんは絶体絶命のピンチに遭いながらも、結果的には周囲のサポートもあり、大きなムーブメントを起こしていきます。税所さんの次の言葉に、その秘訣が集約されています。 ==================== ・多くの同級生が僕の「失恋」から始まる物語に「共感」してくれたことで、感動が加速しました。 「かっこつけず」に人間くささをさらけ出す姿勢こそが、国籍を超越して人を巻き込んでいくカギだったのです。 (p145) ==================== 僕は、かっこつけずにさらけ出すことが、まだまだできずにいます。 それが、イマイチ人を巻き込んでいけない原因だと思っています。 税所さんの姿勢に、学ぶべきところは、多いです。 税所さんは世界の教育を革新させていった後、今は日本の教育改革にも着目しているようです。 新刊『未来の学校のつくりかた』が、出たばかり。こちらも、大注目。 『未来の学校のつくりかた 5つの教育現場を訪ねて、僕が考えたこと』 [ 税所篤快 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月31日 08時24分00秒
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