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きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2020年07月12日
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カテゴリ:特別支援教育
​「コグトレ」​で有名な宮口幸治さんの新書が話題です。


『ケーキの切れない非行少年たち』
(新潮新書、宮口幸治、2019、税別720円)


この本のタイトルは、「3等分してね」と言っても3等分ができない非行少年が多くいたことに由来しています。上の商品画像に、オビがついていますよね。そこに載っているような線で3等分したと思ってしまうようです。

この本の内容は、なんとマンガ化されています。
先月からWeb連載が始まったところで、ありがたいことに無料での公開中。
新書版の冒頭部分の紹介にもなっています。

▼​ケーキの切れない非行少年たち - 原作 宮口幸治/漫画 鈴木マサカズ / 第一話 三等分できない少年たち | くらげバンチ


「障害」と非行とが必ずしも関係するわけではありません。
しかし、全く関係しないとも、言い切れません。

たとえば、「こうすると、どうなる」という想像力が及ばないと、不適切な行動を衝動的にとってしまうことにもつながります。

では、どうするか。

この本には例として、かなり具体的なメソッドも紹介されていました。

それが、著者があみだした「コグトレ」。

特に印象的だったのは、「記号さがし」です。

例えば、リンゴならリンゴといったふうに、指示されたマークだけを探して数えていく。

しかし、単に同じマークをさがすだけではない。
ある工夫が加わっています。

それは、指示されたマークを探して数を数えるのだけれど、
​「左側にある決められた果物のストップ記号(例えば、ミカン、メロンなど)がある場合には数えず✔もつけません。」​(P164)
といった付加ルールがあることです。

このルールにより、ブレーキの弱い子どもがブレーキをかけられるようになるそうです。

単純だけれど、これは、なかなか理にかなっていると思いました。

「コグトレ」の本はいろいろ出ていますが、こういった著者の意図をしっかりと理解しておきたいものです。

以下は、「コグトレ」で検索して出てきた本の数々です。
本当にいっぱいある!びっくり


『1日5分! 教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122』
(宮口幸治)


​​
『社会面のコグトレ 段階式感情トレーニング / 危険予知トレーニング編 認知ソーシャルトレーニング』
(宮口幸治)

​​
『やさしいコグトレ 認知機能強化トレーニング プリントして使えるCD付き』
(宮口幸治)



『1日5分!教室で使える漢字コグトレ小学3年生 漢字学習+認知トレーニング』
(宮口幸治)

​​
『1日5分!教室でできる英語コグトレ 小学校5・6年生』
(宮口幸治/正頭英和)


学年が書いてある本は、他学年の本もあります。
すごい数の本が出版されています。


今すぐトレーニングの詳細を知りたい場合は、「コグトレ」の学会サイトにある

認知機能強化トレーニング(COGET)のページ

に行ってみてください。
(学会の正式名称は、一般社団法人 日本COG-TR学会です。)
上で紹介した「記号探し」のプリントを含む、様々なプリントのサンプルがあります。
いかしたBGMのコグトレ紹介動画もあります。大笑い

ちなみに、「コグトレ」のトレーニングは大きく3つに分かれています。
上のリンク先は認知機能強化トレーニングCOGETですが、
それ以外に認知作業トレーニングCOGOTと、
認知ソーシャルトレーニングCOGSTがあります。

詳しくは、学会サイトの「コグトレとは(https://cog-tr.net/cogtr/)​」をお読みください。

僕自身はコグトレに全く詳しくありません。
今回の記事は、自分が勉強していくためのメモでもあります。
子どもたち全てに有用だとは思いませんが、子どもの実態に合わせて活用していきたいと思っています。





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最終更新日  2020年07月12日 08時30分13秒
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