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テーマ:歌の練習(446)
カテゴリ:音楽♪
この1学期に、音楽の授業を、ほんのちょっとだけ指導させてもらう機会がありました。
10分の指導を、2回。 1回目は3年生、2回目は4年生でした。 3年生の音楽の指導は、その場で急に決まりました。 僕はその授業時間中、ずっと観察をしていたのですが、子どもたちがあまりにも優秀で・・・ その時間にやることが終わっちゃったので、僕の方に「なんかすることないですか?」とお鉢が回ってきました。(笑) そこで、その時間にやっていた歌とリコーダーに手拍子を組み合わせて、合奏の基礎を指導してみました。 クラス全体を3分割。 机は6列だったので、1・2列目は、歌。3・4列目は手拍子、5・6列目はリコーダー。 手拍子のリズムは、難しくないように、リコーダーのリズムと全く同じにしました。 それを順繰りに回していって、どの子も全てのパートを経験できるようにしました。 普通に合わせるだけなら、すぐにできるようになりました。(ホント、優秀!) そこで、「曲の山」を考えさせて、手拍子をただ打つのではなく、音の強弱を打ち分けるようにしました。 指揮を見ながら合わせるように言って、指揮で「小さい」「大きい」を大げさに見せながら、みんなの気持ちが一つになるようにしました。 (リコーダーは強弱をつけません。逆に手拍子は、「弱く」のときは指同士で打つぐらい小さくするのがポイントです。) 楽しかった! コロナ禍なので歌を歌うときはマスクを付けながら歌いますし、リコーダーも気を遣う・・・ 即興で「各パートの人数を減らして、手拍子のパートを組み合わせたらどうか?」と思いつきましたが、 これが、わりとよかったです。 音楽専科の先生の中にはコロナ禍で手拍子やボディ・パーカッションを取り入れている先生も増えてきたみたいですね。 2回目は、4年生の授業。 こちらは歌の指導の工夫を見せてほしいと事前に専科の先生に頼まれていました。 そこで、蛍光カラーマーカーを持ち込みました。 ![]() 紙に色を付けるためではありません。 指揮棒の代わりに持って、みんなの気持ちを1点に集め、表現を引き出すためです。 「歌のにじ」という曲だったので、カラーマーカーを手に持って虹をかける動きをやってみせました。 これも、何をどうやって見せるのかは、即興でした。 子どもたちの歌の最後、伸ばす音が尻切れトンボだったので、終わりを意識させるため、最後の伸ばしで「虹を架けよう!」という指導をすることにしたのです。 保険屋さんにタダでもらった蛍光カラーマーカーが役に立ちました。 ありがとう、保険屋さん。(笑) 歌の指導自体はすでに専科の先生がされていたので、僕はあまり役に立ちませんでした。 ただ、カラーマーカーを見せただけ。(笑) ただ、この指導は事前に依頼されていたので、めっちゃ教材研究してから臨みました。 4年生の音楽の指導書に全部目を通しました。 4年生の教材曲は、CDとDVDともに、全部鑑賞しました。(一部は早送り(笑)) 1つの歌を10分だけ指導するだけなのに1年分の内容を把握してから指導する必要があるのか? ・・・いやあ、単に音楽の授業が好きなだけです。 音楽の指導書って、指導の工夫の宝庫なんですよ。 すごい、宝の山だ!と思って、土日の間、感激し続けていました。 指導書だけでなくて、歌の指導の本も、別に読みました。 『短時間でうまくなる合唱指導 迷わない!ためのアイデア (音楽指導ブック)』 (武田雅博、音楽之友社、2011、2640円) 著者の武田先生の指導者向け講習会に参加したことがあるのですが、とても楽しかったのを覚えています。 「楽しい指導」は、コロナ禍でも工夫次第で、できますね。 で、この本の中で、コロナだからよけいに「こういうの、いいんじゃない?」と思ったことがありました。 スキャット唱です。 スキャットっていうのは、カンタンに言うと、歌詞をはっきり言わないで、全ての音を「TUN」とか「DIN」、「RUN」、「PAN」といった音で発声するのです。 (上掲書p64に「スキャット唱の勧め」というミニコーナーがあります。) また、鼻腔共鳴の大切さが本書ではおさえられていて、その中でハミングで歌うことも、指導上の工夫として出てきました。 ハミングは、カンタンに言うと、口を閉じて「m~~~」とか「n~~~」とかいう音で歌うことです。 歌を習い始めのときに、歌詞のことはひとまず置いておいて、リズムを確認するときにも使えます。 ハミングもまた、コロナ禍で思い切り声を出さずにできることですね。 むしろ、ハミングで響きを合わせることのほうが、普通に歌うよりも重要かもしれない。 全国的に今は「コロナだから思いっきり声が出せない」ということで、ストレスをためている状況下だと思います。 ただ、これを逆に捉えて、 むしろ「声を思い切り出さないほうができる指導」というものに目を向けてみると、また違った音楽の授業を作り出していけるかもしれません。 たとえば、 ・大人数 → 少人数に分ける ・複数パートで「合わせる」意識(他パートを聴く意識)の焦点化 ・響きの重視(ハミング、スキャット唱) ・全体で1つの表現を意識させる(イメージの共有) といったことで、できることも、あるのかも・・・。 音楽の指導は専門外なのですが、こんなにエラソーに書いてしまいました。(^^;) 単なる音楽好きのたわごとと、聞き流してくださいませ。 武田先生の上掲書、コロナに限らず役に立つことがいっぱいです。 (コロナ関係なしに書かれた本なので、アタリマエ) 武田先生はこんな風にされている、というのが具体的に書かれていて、読んでいて楽しかったのと同時に、大変刺激を受けました。 この先生の教材研究(譜読み)が、またスゴイ。 楽譜に自分の言葉でイメージを書き込まれているのです。 ==================== ・fのところに ただ「強く」「大きく」ではいけません。 「大聖堂に響く鐘のように」とか 「群衆の悲しい叫びのように」といったように書き込むのです。 (p22「書き込みのすすめ」より) ==================== これもまた、勉強になったところです。 武田先生の書き込みの言葉の、その表現の豊かなことといったら! 例をたくさん書いてくださっているので、「国語」も「音楽」も教えている小学校の先生は特にこういうところを参考にすると、国語と音楽のコラボレーションを図っていけるかもしれませんよ。 そういえば今回の音楽指導書鑑賞、「ごんぎつね」の曲があってビックリしました。 (関連する過去記事) ↓このマスクの付け方、口の周りが広くなるので、歌うときにもオススメ! ▼暑さ対策! 米CDC紹介の「息の吸いやすいマスクの付け方」 (2021/06/12の日記) ▼コントロールが苦手な子の、リコーダーの指導 ~イメージを大切に~ (2021/06/03の日記) ▼リコーダーをカッコイイオーケストラ伴奏で練習できる「Easy8」 (2019/10/09の日記) ▼「学級づくりの基本はルールとリレーション」(諸富祥彦 in 『教育音楽 中学・高校版』) (2017/06/17の日記) ▼うた「ビリーブ」の指導 (2006/02/23の日記) ▼『音楽の教科書』~写真とシンプルな言葉で分かりやすい (2009/05/18の日記) ▼音楽の授業! 3学期のめあてと手立て (2006/01/08の日記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.23 20:51:20
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