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テーマ:障害児と生きる日常(4429)
カテゴリ:共に生き、共に育つ
昨日の夜に、オンラインで、イタリアのフルインクルーシブ教育についてお話をうかがうことができました。 インクルーシブ教育とは、簡単に言うと、障害のある子もない子も、同じ場所でともに学ぶ教育のことです。 イタリアは日本のように特別支援学校や特別支援学級がなく、障害があってもなくても、通常学級の中で、すべての子どもたちが一緒に学んでいるそうです。 今回のオンラインの勉強会は、「イタリアのフルインクルーシブ教育に関する本を翻訳出版する」というプロジェクトがクラウドファンディングであり、その応援をしたことをきっかけに、ご案内いただいたものです。 ▼イタリアのフルインクルーシブ教育の全体像を紹介する書籍を出版したい!! (CAMPFIREクラウドファンディングサイト) イタリアの教育をよく知る方々から貴重なお話が直接聞けて、とても有意義でした。 イタリアの状況を具体的に知るにつけ、「それは、いいなあ」と思うことが、たくさんありました。 たとえば、通常学級の定員です。(イタリアには通常学級しかないのですが。) 通常学級の定員は27名と決まっており、これだけでも日本よりもずいぶん少ないのですが、さらに、障害のある子がその中にいた場合、定員はさらに少なくなり、大きすぎる集団でともに学ぶことはないようになっているそうです。 僕が今まで見てきた教室のことを考えても、35人学級や40人学級の定員ギリギリいっぱいのクラスは余裕がなくて、少人数学級のほうが担任にも子どもたちにも余裕があるように見えたので、こういった仕組みは、「なるほど」と思いました。 また、小学校教育においてはカリキュラムや学習内容などにおいてもイタリアのほうが余裕があり、障害があってもなくても、一緒に楽しく過ごせる場面が多くあるようです。 「日本でも見習いたい」と思ったことが、たくさんありました。 このクラウドファンディングでは、支援していただける方をまだ募集しているようです。 興味・関心がある方は、ぜひ! 今回の本の出版以前にも、イタリアのインクルーシブ教育について書かれた本を出されていたことも、昨日の会で知りました。 『イタリアで見つけた共生社会のヒント フル・インクルーシブ教育に基づく人々の暮らし』 [ 2 0 1 9 年度地域コアリーダープログラム・イタリア派遣団 ] 僕は、もともと教職員組合の勉強会でインクルーシブ教育について知り、その後も組合のインクルーシブ教育にかかわっておられる方や、つながっておられる方から、学んできました。 今回、組合とは関係ない方でもインクルーシブ教育について推進されようとしている方がたくさんいらっしゃることを知って、勇気をもらいました。 日本でのインクルーシブ教育実現に向けて、自分もまだまだやれることがある、と思いました。 実は8月23日の今日は、日本のインクルーシブ教育について、国連で話し合われる日でした。 どうなったかな・・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.23 20:39:39
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