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テーマ:偏見・いじめ・差別(15)
カテゴリ:共に生き、共に育つ
アイヌ関連のブログ記事を続けています。
今回も、以下の本の読書メモの続きです。 『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』 (PHP心のノンフィクション:小学校高学年・中学生向け) (金治直美、PHP研究所、2016、税別1400円) ↓過去記事はこちら ▼アイヌへの差別 ~『知里幸恵物語』その1 ▼「外からの目」で見えてくるもの ~『知里幸恵物語』その2 本書の読書メモの最終回として、僕がどうしても引用したいと思ったところを紹介します。 『アイヌ神謡集』の出版直前、ある雑誌から執筆依頼がきたときのことです。 雑誌社の方から、「アイヌと知られると世間の人に見下げられるのではないか」と心配されたと聞いた時の、幸恵さんのことばを引用します。 ・だまっていればアイヌとわからない、ですって? では、わたしにシサム(和人)のふりをしろ、と? そんなことをしたって、わたしはアイヌよ。 口先でシサムといって、なんになるの? アイヌだから世の中から見下げられるなら、それでもいいわ! 自分のウタリ(同胞)が見下げられているというのに、 わたしひとり、立派な人に見られたって、なんにもならないもの。 それよりも、たくさんのウタリとともに見下げられたほうがいい。 それはちっともおそれることではないわ。 (『知里幸恵物語』p134-135より) アイヌとしての誇り、プライド、仲間意識・・・いろいろなものが、真摯に伝わってきます。 ひるがえって自分自身のことを考えたときに、 自分はこれだけの思いを持って生きていっているだろうか? ということを思います。 「何のために生きるか」 そういったことを、あらためて思いました。 3回にわたって書いてきた本書の読書メモはこれで終わります。 次回からは、次の本の読書メモを書く予定です。 現代日本の北海道における、巡回の記録です。 『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史』 [ カベルナリア吉田 ] ▼この冬読んだ、アイヌに関する本4冊 (2024/01/29の日記) ▼過去に学べ ~万博が抱える黒歴史「人間動物園」(東京新聞) (2024/01/28の日記) ▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1) ▼「文字」という文化で失ったものがある2(『ハルコロ』その2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.04 08:25:17
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