「自分らしい絵が描けたらOKだよ」 ~『今日、誰のために生きる?』その6
今日も、以下の本の中から、書き残しておきたい言葉を、拾っていきたいと思います。まだまだ書き残しておきたい言葉はあるのですが、きりがないので、今日で最終回です。『今日、誰のために生きる? 』(ひすいこたろう・SHOGEN、廣済堂出版、2023/10、税別1600円)↓過去記事はコチラ。▼第1回:「いかに無駄な時間を楽しむのか」▼第2回:「抱きしめるようにして話すんだよ」▼第3回:「日常を丁寧に過ごす」▼第4回:「赤ちゃんを抱っこするように物を扱う」▼第5回:「なぜ急ぐ必要がある?」本書の読書メモの最後に、「エピローグ」(あとがき)でショーゲンさんが書いておられたことから、引用します。ショーゲンさんがタンザニアで驚いたことです。・タンザニアではアートを通して、日常から自己肯定感を高める考え方を持っている(p204より)・「アートに上手い下手はないよ。 自分らしい絵が描けたらOKだよ」(p205より)タンザニアに比べて、日本では、そこまでアートが重要視されておらず、もしかすると、ほかのことよりも優先順位が低いこととして、位置づけられてしまっているかもしれません。特に、学校教育では。でも、アートって、人間の根本にかかわることで、ほんとうに大切なことだと思うのです。本書を読んで、僕は、アートを大切にすることが、人として生きることを大切にすることに、つながるのではないかと思いました。上に引用したページの前のページにも、「自分が描いた絵が、好きな場所に飾ってあることで、その子どもの自己肯定感が高められる」ということが書いてありました。(p203)学校の先生が、子どもの絵が子どもの望んだ場所に飾ってあるかどうかを家庭訪問で見に来るくらい、それを重要視しているのだそうです。僕も、子どもの頃は、絵を描くのが大好きでした。僕が子どもの頃に描いた絵を貼っておきます。右上に「エンジェル」と英語で書いていますが、つづりが間違っています。#若気の至りですそれでも、こうやってあの頃に描いた絵を見ると、今の僕の自己肯定感が爆上がりに上がった気がします。上の絵のほかにも、オリジナルのキャラクターの絵をいくつも描いていました。#なつかしい僕にしか描けない絵。だからこそ、素晴らしい。あなたの、大切な絵は、なんですか?