ベッキー・ブラントン「私のホームレス体験」 ~『TEDトーク 世界最高のプレゼン術【実践編】』その2
前々回の日記で「音楽と情熱」のTED動画を見て、「情熱が一番大事!!」と再確認した次第です。今から僕も、情熱的に生きたいと思います。ファイアー!!昨日はパワポで作った4コマ漫画を自分で声優になって動画化して公開しました。1日経ちましたが、動画に「いいね!」を押した人は、1人でした。はい、それは僕自身です。(笑)こんなふうに、自分が伝えたいとか面白いと思っても、それが一般的に多くの人に受け入れられるかどうかは全くの別問題です。ただし、TEDトーク(実践編)の本には、次のように書いてあります。『TEDトーク 世界最高のプレゼン術【実践編】』(ジェレミー・ドノバン)・「私にはどうしても伝えたいアイデアがあります。 たとえそれが聴衆のなかの たったひとりの心にしか響かなかったとしても」(p66より)自分がいいと思ったことを伝えていくって、大事です。たった一人にでも、響くといい。そう思って、人気が出なくても、気にせず、我が道を行きたいと思います。それは、「自己満足」とは、似ているようで、ちょっと違う。やっぱり、相手意識というのは、あるわけです。まったく相手のことを考えないわけでは、ない。でも、多数派に受け入れられることには、価値を置かない。世の中には、少数派の人にとって大切な情報というものが、あるものです。たとえたったひとりでも、いや、たった一人に向けて、情熱的に伝えるという姿勢が重要であると思います。たった一人に届くように、今日もこのブログ記事も気合を入れて書いていきます。必要な人に、届くといいな!「TEDトーク」の本は、伝え方について、その人自身の経験を話すことを何度も説いています。その人自身の経験をもとに、ストーリーを組み立てることが大事である、と。・あとは、感情に訴える力を十分に発揮して ストーリーを伝えられるようになればよいだけです。(p96より)前々回の僕の日記で紹介した「音楽と情熱」に感動したのも、情熱的な語りとエモーショナルなピアノの調べに、感情を動かされたからです。人間は感情の動物です。正しいとか間違いとかいうことよりも、感情で行動するところがあります。正しいことを訴えたいなら、それに感情を乗せることが必要なのです。これは、僕が大変苦手にしていることです。これまで、純情な感情は隠して生きてきたのです。どうやら、そろそろそれを表面に出して訴えていかなければならないようです。今回の日記の最後に、具体例として、ベッキー・ブラントンのTEDトークを紹介します。約6分の短い動画です。ベッキー・ブラントン:私のホームレス体験(YouTube)▼TED公式サイト→「The year I was homeless」トークの概略について「TED日本語」のサイトから引用します。・ベッキー・ブラントンは、一年間バン暮らしながら旅をして回ろうと考えました。 しかし鬱になり、フリーランスの職を失った時、彼女のキャンプ旅行はホームレス状態に変わりました。 この個人的トークで、彼女は自分がアメリカのワーキングホームレスの一人になった時の体験を語ります。まさに、自分の弱みをさらけ出し、自分の経験を語ることを中心にした、大変個人的なトークです。変に一般化せずに、教科書的にならないところが、人を惹きつける魅力になっていると言えます。TEDトーク(実践編)の本では、次のように紹介されています。・ベッキーは自分の欠点も失敗も弱さもさらけ出すことによって、人間味あふれる存在として聴衆の目に映ります。(p114より)p131「状況設定を明確にして/聴衆をストーリーに引き込もう」の節でも、ベッキー・ブラントンのこのTEDトークは事例として挙げられています。自らの体験を具体的に描写するベッキー・ブラントンのトークには、引き込まれずにはおれません。伝えていく際に、体験に勝るものはない。僕は、このブログでやっているように、ほかの人の書いた本を紹介して自分の気持ちを代弁させるところがあり、なかなか自分の体験だけで語ろうとしないのですが、それを少しずつ改めていきたいと思っています。(本の紹介自体は、やめるつもりはないのですけど。)▼ベンジャミン・ザンダー「音楽と情熱」 ~『TEDトーク 世界最高のプレゼン術【実践編】』その1 (2023/3/31の日記)▼55人の世界一周体験を集めた自主製作本『ROUTE55』 (2021/08/17の日記)