【その2】2本立て!仮面ライダー&ウルトラマン。
王子駅から乗り込んだバスは、入口の辺りで立っていなければならないほどの混雑っぷり。いったい何があったんだろう?たどりついたシネリーブル池袋では、映画も大盛況のようで、12時50分の段階で13時30分の回が前3列しか空いてない状況だった。3列目の左から2番目を確保。今回は、TYOが買った初めての円谷プロ映画作品。買収時、社長の「CGを駆使したカッコいいウルトラマンを…」というコメントがどう生かされているか、興味を持って見始めた。いきなり、どっかの惑星を舞台に繰り広げられるメビウスとベムラーの決戦。背景は全てCGながら、スーツアクターによるワイヤーアクションがなされている。さすが「パワーレンジャー」の坂本監督!物語は、宇宙牢獄に幽閉されていた「悪のウルトラマン」ベリアルが脱獄し、ギガ・バトルナイザーを手に光の国を壊滅させてしまう、というもの。主要なウルトラマンの声が、80とウルトラの母以外はみなオリジナルなのに安心。(ゾフィーとタロウはメビウス仕様だったけど。)ここでZAP登場。地球人のレイオニクス・レイならば、レイオニクスに憑依されたベリアルを倒せる、と考えたメビウスがレイを拉致。光の国でハヤタ、ダンと合流し、怪獣墓場へ急ぐ。それにしてもミライ君、拉致しておいて「はじめまして」はないでしょう。(笑)多勢に無勢で窮地に陥ったマン、セブン、メビウス、レイを救うため、怪獣墓場に向かうZAP。それを先導するのは…つるの剛士、もといアスカシン!あんた、こうやって11年も宇宙を漂ってたのか…更に、レオの特訓を受け、キングに見込まれて拘束具を外したウルトラマン、「セブンの息子」ゼロが助けに現れる!これで、ダンとアンヌのロマンスは「不倫」になっちゃった。ここからはCGを目いっぱい使い、怪獣軍団を撃滅するゼロの活躍が描かれる。ウルトラマンキングの小泉純一郎にも、エンディングで全ウルトラ戦士に喝采を浴びる演説の場が与えられた。(実際、こういう演説をしたかったんじゃないのかね?)ベリアルの声を当てた宮迫さん、見事な悪役っぷりだ。ナレーションや声優の仕事も増えるんじゃないかねぇ。また酷評されるだろうけど、各作品のそれぞれのキャラを立たせて肉付けしたらこんな叙事詩ができました、という感じ。