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カテゴリ:人生
学校に行っている時、なぜ自分は学校に行かなければならないのか、疑問に思ったことはありますか?
私はしょっちゅう思っていました。 で、取り敢えず学校に行くこと以外やることがないし、親や学校に反抗して登校拒否をするほど悪いエネルギーが駆けめぐるわけでもありませんでした。 で、なんとか高校までは無事に卒業し、医療短大も一応真面目に(少なくとも同期の連中よりは真面目だったと思う)卒業しました。で、現在はそこそこの収入と、自分のやりたい勉強、活動をある程度はすることができています。 私が勉強をせずに怠けている時の父の口癖は、「勉強はできる時にやっておかないと、後になって勉強したくてもできないから、いまのうちにやっておけ」でした。 当時の私はこれで納得し、学校へ行きながら自分なりの処世術で色々乗り越えてきました。 父の言葉はある意味正しいとは思いますが、それが嘘の割合の方が多いということは、年を経るに連れてわかってきました。というのも、経験を経て判断力がつけばつくほど、もっと勉強する必要性を感じているからです。 今の世の中、本当に生きるための情報が乏しすぎるのです。一見良さそうな情報でも、実はなんの役にも立たなかったり、枝葉ばかり書いていて応用が利かなかったり。 しかし、私の場合、父の言葉によって自分が学ばなければならないことを少しずつ吸収し、自分のものとして昇華するきっかけになったことは事実です。この点では父に感謝しなければなりません。 以前、ある母親が登校拒否の子供について話していました。その子供は学校へ行く理由が見つからないというのです。で、なぜ学校へ行く必要があるのか、説明を求められたそうなのですが、答えられなかった、と言っていました。 それ以前の話を聞いても、このご両親は子供の質問に対してきちんと答えるという親の責任を果たしてこなかったようです。 子供に限ったことではありませんが、疑問が残った分野では人はまともに機能しません。仕事上でも、その仕事の必要性を理解しているかいないかで、その人の生産性はまるで変わります。 勉強や学校関連の質問に対して親が答えることができないのであれば、子供が学校で問題を起こしたり、落第生になっても当然と言えるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月21日 22時59分49秒
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