|
カテゴリ:人生
私の住む枚方市のお隣、京都府八幡市の教会で、牧師が少女を暴行していたという事件が世間を騒がせています。
この事件では、牧師が信仰心を試したり、地獄に堕ちるなどと脅しをかけて言うことを聞かせ、口を封じていたようです。私の職場の職員はこういったマインド・コントロールについて話していましたが、よく考えてみたら、マインド・コントロールという言葉は、宗教やカルト、セールストークなどでは使われますが、医療現場で使われることはありません。 インフォームド・コンセントという言葉の背後に隠れ、不充分な説明や医師の意見の押しつけ、病気が悪化するという脅しを使う、などのマインド・コントロールの要素を見落としている気がします。 うつ病キャンペーンのCMなどはマインド・コントロールの最たるものです。 そもそもこの「マインド・コントロール」を日本で流行らせたのは精神科医で、宗教バッシングのために本を書いたらしいのですが、知っている人間からしてみると、自分たちの罪の告白本とも取れるようなものでしょう。 普通に考えて、「心をコントロールする」というのは、治療において必要不可欠なものです。 患者は不安になります。しかし、事実を知らしめ、不必要な不安を取り除き、治療する意欲を沸き立たせることは紛れもなくコントロールです。 しかし、こういったポジティブなものは「マインド・コントロール」とは呼ばれません。 現代のいいかげんな医療体制では、こういったポジティブなコントロールさえしようとしない医師をたまに見かけます。逆に、患者の側では自分の意志がなくなるところまでコントロールされることを望んでいる人を見かけます。 ここに中庸を見出さない限り、上手な医師へのかかり方は実現できません。 自分が何の治療をされているのか、その治療に自分は納得しているのか。 しっかりと理解しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月12日 00時06分02秒
コメント(0) | コメントを書く
[人生] カテゴリの最新記事
|