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カテゴリ:くだらないこと
前回、主人公のケンシロウが一体何を行ってきたのか、についてチラリと書きました。今回は非現実性に関してちょっと書きます。まあ、そもそも非現実的な内容ばかりなので突っ込むこと自体馬鹿げているんですが、後の漫画などにおかしな影響を与えたであろうところを少し書きます。
初期の頃、ケンシロウは怒りにまかせて闘っているようなところがありました。特に、恋人ユリアを奪ったシンとの闘いにおいては、怒りによって彼を打ち負かしました以前は叶わなかったほどの相手に、です。 これは、実際には達人の域に達している人達の闘いにおいてはあり得ないことと思われます。というのも、怒りは筋肉を硬直させ、スピードや動きの正確性を損なわせ、観察力を衰えさせます。この状態で相手に打ち勝つためには、相手がその怒りに対してひるんでしまった場合くらいでしょう。相手が本当の達人なら、怒っている最中に一撃加えられておしまいになるはずです。怒っている間は隙だらけ、とも言えます。 そして、究極奥義として「無想転生」というものが終盤に登場しましたが、これは悲しみを知らなければ体得できない(というか、闘いの最中に悲しみの表情になっていましたね)というものでした。まあ、実際に闘いの最中に悲しみを感じるようなことがあれば、怒り以上に観察力が低下するため、また、悲しみにおいては筋張力が低下するため、闘いにおいては全く役に立ちません。 この北斗の拳、本当の達人が読んだら、一体どのように感じるのか聞いてみたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月31日 17時03分20秒
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